kirdina’s(裏)自転車秘密工房

「ordinaM3を買ってみたブログ」の作者による秘密の自転車工房です。濃い部分だけ抽出してみました。

【愛車紹介】DAHON HORIZE 2017(2020.06.01)

 私の愛車紹介第三弾にして最終回は、DAHON HORIZE 2017 です。

 世界で一番、折り畳み自転車を売っているという DAHON 。その HORIZE というモデルの 2017 年発売の車両ですけど、我が家での位置づけは、「高性能ママチャリ」(笑)。主な活躍の場は、日常の用事足しであります。なので、長距離を走るようなことは基本的にありませんし、スピードを出すようなカスタムもしておりません。その逆に、いかに簡単にたくさん荷物を積むか、街中での取り回しを簡単にできるようにするか、…がポイントになっております。

 

 ■車両概観:

 こんな感じの白い車体です。アルミ製の太いフレームが水平にドンと、それが HORIZE (ホライズ)の名前の由来だそうです。

 

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 前後にキャリア搭載で、荷物を色々積めるようにしました。


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 太めのタイヤが存在感マシマシだと思いますけど、ミニベロでこの太さのタイヤは珍しいですよね。


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■主要なパーツ構成:

 ご覧の通り、あまり大規模なカスタムは行っておりません。

 

■フレームセット:

www.dahon.jp

 DAHON では一般的な中折れ式の折り畳みフレームです。HORIZE は確か 2019 モデルからディスクブレーキ専用になりましたが、この 2017 モデルはVブレーキ台座とディスクブレーキ台座(IS)の両方搭載となっております。そういう意味では、ちょっとお得?

 センタースタンド台座、フェンダー用ダボ、キャリア用ダボ。そしてヘッドチューブには謎の3穴台座(笑)。

 折り畳みミニベロとしては、そこそこ重いですし、畳んでもあまり小さくなりませんが、輪行や自家用車に積んでの利用なら問題ありません。また、畳んだ状態でコロコロ転がして運べます

 

■ヘッドパーツ・ハンドルバーなどハンドル周り:

 いずれも完成車装備の純正品をそのまま使用しております。折り畳み時、ハンドルは車体左側に折れる仕組み。2つ折りになったフレームの間にハンドルバーが入ります。

 

■ペダル:

TIOGA シュアーフットミニ

TIOGA(タイオガ) シュアーフットミニ ペダル ブラック

TIOGA(タイオガ) シュアーフットミニ ペダル ブラック

  • 発売日: 2012/04/10
  • メディア: スポーツ用品
 

 

 もともとの完成車装備の折り畳みペダルがポテッとしてあまりにもダサかったので、こちらのペダルに交換しました。折り畳み式のペダルではありませんが、小型で軽量。とりあえず今のところ、不満な点はありません。

 

■クランク・チェーンリング:

 こちらも完成車装備のパーツをそのまま使用しております。フロントシングルでチェーンリングは 53T。ただし、購入当初、変速時にチェーン落ちすることが何度かあり、チェーンリングガードにひと工夫行いました。

ameblo.jp

 

スプロケット・リアディレイラー

SHIMANO ALTUS RD-310 8s

SHIMANO CS-HG31 8s 11-32T

  完成車装備品の8sカセットスプロケットとリアディレイラーです。ALTUS グレードで、全く問題なく動作してくれています。安価な入門グレードでもしっかり問題なく動作してくれるのが、シマノさんのスゴイところ。不満な点は特にありません。

 

■シフター:

SHIMANO SL-RS45 8s

 SHIMANO 製のグリップシフター、8sの「レボシフト」です。こちらも完成車装備品。ちなみに 2018 モデルからはトリガーシフターになった模様。

 グリップシフトというと、なんか安物で性能もイマイチで使い辛いというイメージかもしれませんけど、それはとんでもない誤解だと思います。我が家の場合、全く問題ないどころか、素早く正確に動作してくれておりますよ。

 これは想像ですけど、「グリップシフトはダメだ」…とか言われている方は、きっと初心者さんが多いので、ちゃんと調整できていない場合も多いのではないかと…。しっかり調整とメンテナンスがされている状態で使ってみれば、印象は全く変わるはず

 ラピッドファイヤープラス(DEORE XT)、サムシフター(microshift)、嫁のロードバイクSTIレバー(105)、などなど、これらのシフターを実際に使ったり整備してみたりした私は、そう思っております。

 

■ブレーキ:

AVID のブレーキレバー

 完成車装備のブレーキレバーですが、型番など不明なものの、たぶん上の製品です。意外とシマノの製品よりもカッチリした使用感で、気に入っております。

 

SHIMANO BR-T670S

 シマノの LX グレードのVブレーキアームです。すでに廃盤でしょうか。もともと、完成車には無印のVブレーキアームが付いていたのですけど、ちょうど余っていたこちらの製品に交換いたしました。

 

■ホイール・タイヤ:

完成車附属の20インチ(406)ホイール

 リムブレーキ専用の完成車附属ホイールです。20インチといってもビード径で2種類ありますけど、こちらは451ではなく406の方。

 スポークの組み方が意外と面白いことになってまして、前輪はラジアル組み、後輪は駆動側がタンジェント組みで反駆動側はラジアル組み。小径だからこれで良いのでしょうね、きっと。

 

Schwalbe Big Apple Plus 20x2.15

 

 完成車装備のタイヤが累積100km程度しか走っていないのに突き刺しパンク。やっぱり KENDA はダメか…ということで購入したのが、このタイヤです。

 20インチで太さ2.15インチという異色っぷり。しかも、耐パンク層を装備という。したがってカタログ値 730g という激重(苦笑)。もう廃盤…ってことは無いですよね?

 アルミフレームのミニベロといえば固くて乗り心地が悪いイメージだと思うのですけど、このふかふか太タイヤのおかげで、乗り心地はかなり良くなっていると思います。

 しかし、引き換えにフルフェンダーは付けられなくなってしまいましたが…。

 

■キャリア:

tern Kanga Rack

 

 tern 社製のカンガラックという製品です。tern 製ですが、DAHON のフレームにも付けられるものがあります。フレームの専用台座に取り付けます。ヘッドチューブの3穴台座ね。

 これは、かなりお勧めです! ミニベロを高性能ママチャリとして使うなら、必須といっても良い装備。様々なバッグをここに取り付けることができるのです。普通のビジネスバッグとか、リュックとか、大抵のバッグは収まりますよ。自転車専用バッグを買わなくて良いのが素敵! ケージごと、バッグをワンタッチで着脱できます。

 少々お値段は高いですけど、買って損しません。

 

GIZA PRODUCTS CAR096

  ギザプロダクツの小径車用リアキャリアです。ステーを少々曲げ加工し、リアエンド取り付け部分にスペーサーを入れる程度の工夫で取り付けできました。

 普通のリアキャリアですから、使い方も普通です。フロントキャリアだけでは収まらない荷物を積むのに使えます。

 

■スタンド:

 GIZA PRODUCTS アジャスタブルダブルレッグセンタースタンド

  もともと完成車には1本脚のセンタースタンドが付いているのですが、まあ、アレも悪くはなかったのですけど、より安定感を求めてこちらに交換しました。

 ダブルレッグセンタースタンドは、26インチ以上の車輪径の車体では、必ずしも安定して駐輪できるわけでもないのですが、20インチの小径車は車体の重心が低く、車輪のウェイトも低いので、非常に安定して駐輪することができます。

 DAHON HORIZE を高性能ママチャリとして使うなら、絶対おすすめ!

 

■結語:

 というわけで、愛車紹介第三弾、最終回でした。

 スポーツやレクレーションだけでなく、自転車を広く生活全般に使って暮らしたいと思っておられるならば、折り畳みミニベロは必ず便利に使えるはずです。私はコイツを自動車に積んで運び、出先で仕事の用足しに回るときなどにも使ったことがあります。銀行の貸金庫室まで、コイツを折りたたんで持ち込んだこともありましたっけ(笑)。

 

 私の頼れる高性能コミューター、高性能ママチャリでございます。