kirdina’s(裏)自転車秘密工房

「ordinaM3を買ってみたブログ」の作者による秘密の自転車工房です。濃い部分だけ抽出してみました。

Shimano 製の安いディスクブレーキローターを選ぶとき、変に見栄を張ってみたところで意味なかった…という恥ずかしい話を曝露いたします。

 自転車用のディスクブレーキがかなり普及してきています。

 ディスクブレーキについては、色々な利点があると言われていますね。

  • 雨天などでも制動力が落ちにくい。
  • リムデザインの自由度が上がる。
  • ホイール径やタイヤ太さの選択肢が広がる。
  • カーボンリムを痛めない。  …などなど。

 その一方で、ディスクローターという新たなパーツが増えるため、その重量が気になるところじゃないですか?

  ディスクブレーキローターといっても、高価な物から安価な物まで、様々です。

 

 7000円を超えるような価格で販売されているものもあれば…、

 

 

 

 ずっと安価で、2000円未満で購入できるものもあります。

 

 

 

 もちろん、価格には理由があるはずで、高い物はそれだけ良い物…なのだろうと思うわけなのですけどね。

 

 しかし、私のようなライトなユーザーにとってみると、レース仕様の高級品は必要ありません。安価な物で十分。

 

 で、ちょっと2種類の安価なディスクブレーキローターが手元にありましたので、重量を測ってみたわけです。

 

 

SM-RT64

 まず最初は、SM-RT64 という製品。こちら、Amazon では1756円で販売されています。安いディスクローターです。DEORE M610 シリーズ。160mm の物が手元にあります。

 

 

 こちらの重量を測定してみましょう。

 はい、どん! 156g!

 

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SM-RT54

 次はこちら。もっと安価な SM-RT54 という製品。Amazon では1363円。前述の物より393円安い。DEORE M6000 シリーズ。同じく 160mm の物。

 

 

 こちらの重量は、155g!


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 あれ!? ほとんど重さに違いなし!

 …っていうか、むしろ安い方が1g軽い!

 

結語:

 あれれれれ? 重量面だけを見るなら、わざわざ400円ほど高い SM-RT64 を買う理由は無い…という結果。どういうこと?

 実は、重量以外にこの2つには大きな違いがありまして、それは公式HPを見てもらえば一目で分かるのですけどね。

bike.shimano.com

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 はい、この2つの違いは、対応するパッドの違い。

  • SM-RT54:レジンパッド専用
  • SM-RT64:レジンパッド、メタルパッドの両方に対応

 …と、そういうわけであります。タネを明かしてしまえば、何のことはない…。価格の差はこの違いなのでしょうね、きっと。

 

 そんなわけで、変な見栄を張って?いっぺんだけ400円高いディスクブレーキローターを購入してみた私なのですけど、レジンパッドしか使ってない私には意味なかった…という、恥ずかしいお話でありました。

 最後まで読んでいただきましたけど、誠にお粗末な結論で申し訳ありません。今後は身の丈にあった SM-RT54 だけ買います(苦笑)。

 

 

 ちなみに、もっと高い物はやっぱり軽くもできておりまして、Amazon7219円で販売されている RT-MT900 は、160mmの物でカタログ重量108g! 前後セットで考えると、RT-MT54 に比べて94g軽量化。そのための価格増加は1万1712円! さあ、この価格差をどう考えましょうか…。

 しっかり軽量な物が欲しかったら、このくらいのお金は出そう!…ということなのですね…。貧乏人の私、残念でした…(泣)。

 

 

bike.shimano.com