2月も下旬の21日(日)
先週の暴風雪も落ち着いて、春めいたお天気の週末の午後、来るべき春のサイクリングシーズン到来を待ちきれず、今日も雪上ポタリング。
土曜日のプラス気温、今日の摂氏0度前後の暖かさ(雪国基準)によって、雪国の冬の凍結路面も融けてこの有様。
シャーベット状になった雪はまるで泥濘(ぬかるみ)のようにタイヤから接地力を奪い、とっても走りにくいのであります。
とはいえ、日当たりの良い大きな道路は、こんな感じですっかり雪も消え、かなり走りやすくなっております。
もっとも、ちょっと日陰に入ると凍結してたりしますので、スリップ注意。やっぱりまだスパイクタイヤが安心です。
国道38号線赤平バイパス経由で赤平市百戸地区にある翠光苑へ。ここは、春は桜、秋にはイチョウがキレイな公園。
しかし、この季節はご覧の通り。駐車場まで雪の下であります。
さて、車道を走るのは危険そうな場所については、歩道を徐行するようにしておりますが、その歩道はこんな感じ。
26x2.0inch のスパイクタイヤですと、何とかギリギリ走れる感じ? ファットバイクならもっと楽なんだろうなぁ…。
そのまま、赤平市百戸地区にある赤平オーキッド株式会社の方へやってきました。
水田はもちろん深い雪に覆われ、美しい純白。
白い雪、遠くの山の色、そして青空。
さて、ここで本日の乗機のご紹介。
といっても、もちろん、SURLY DISC TRUCKER 2018。
タイヤは冬用スパイクタイヤ、Schwalbe Marathon Winter 26x2.0。
このタイヤ、凍結路面では頼れる安心感ですが、積雪路面ではやっぱり辛いです…。ファットバイク欲しい…(苦笑)。
交通量の多い道路を避けて住宅街を抜け、赤平市住友地区に入ったら線路を渡り、こもれび通りへ。
あれに見える鉄塔は、かつて炭鉱で栄えた赤平市の象徴たる立坑であります。
…と、不意に動物の足跡を発見。これはウサギかな? こういう発見も雪上ライドの楽しみですね。
さて、この住友石炭鉱業株式会社の立坑のところにあるのが、
赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設であります。
ここは炭鉱で発展した赤平市の歴史資料を保存展示するとともに、本物の炭鉱遺産を見学できるという施設であります。この立坑の基部にも実際に入って見学できますよ。
実際に本当に使用されていた道具などが常設展示されています。
図面なども色々あります。
そして、2021.02.28までの間、こちらで茂尻炭鉱をテーマにした企画展を開催中。
茂尻炭鉱は私の祖父が事故死した炭鉱。
当時を物語る数々の写真資料。祖母ならきっと懐かしいものばかりに違いありません。
こんな昔の従業員募集チラシがキレイに残っていることにびっくり!
よくよく写真を見てみると、現在でも面影の残る場所があることに気付きます。
こんな昔の看板まで、丁寧に保存してあるんですね!
さて、赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設で1時間ほどを過ごしたら、帰路。
日曜日だというのに歩行者もほとんどいない、そんな過疎の町ですので、のんびり歩道を徐行して帰ります…が…、
…途中で歩道が埋まってて、びっくり! この地下歩道の構造って、冬季の雪のこと全く考慮してないよね???(苦笑)
最後に、空知川岸辺の広場。
人間が踏み荒らしていない滑らかな曲面を描く雪原に夕日が映えて、きれいでした。
私の腰くらいまである雪の深さでしょうか。
そんな感じの約2時間のポタリング。
夏場のように、スピード出して長距離を…というわけにはいきませんけど、地元をもっと良く知るには良い機会に違いありません。
だけど、ファットバイク欲しいなぁ…(苦笑)。