【随時更新】Insta360 one X2 レビュー:実際に購入して感じたこと、使い方、その応用など。
2022.01.10、アクションカメラ Insta 360 one X2 を購入して、色々と使ってみて感じたこと、気付いたことなどを、つらつらと随時更新していく記事です。
どなたかの参考になりましたら、幸いです。
ちなみに、私が購入したのはこちら。
■もくじ:
■更新情報:
2022.08.01「色補正が強すぎるので、青空などの色合いがキレイに撮れないことがある」を追加。
2022.07.14「予備バッテリーは純正品が良いと思います」「光学ズームは無いので遠くの物をズームして撮影するには向かない」を追加
2022.06.01 「色々な使い方 その1:茂みの中のスズメバチの巣を探す」を追加
2022.05.12 「風切り音を気にせず屋外で音声を収録したいなら、本体マイクに頼らずピンマイクとウィンドスクリーン(ウィンドマフ)」を追加
2022.05.12 「クイックリーダーはとっても便利」を追加
2022.04.12 「新しいスマホを買うか、タブレット端末か」を追加
2022.04.08 最初の記事公開
製品詳細などは、ここではあえて繰り返しません。公式HPをご覧いただくのが一番早いです。
実際の撮影動画:
購入してほどなく、全くの未経験者素人、アクションカメラ初体験の私でも、こんなことができました。
こちらの YouTube チャンネルに、他にも私が撮影した動画を色々アップしております。素人でもすぐにこのくらいのことはできるってこと、分かってもらえるかと思います。
気付いたことなど色々:
性能面:
意外と風切りノイズが気になるマイク:
風切りノイズを低減する設定はあるのですが、それでも気になります。カメラ本体のマイク性能については、オマケ程度と思っておいた方が良いと思います。
この風切り音の問題を解決するには、後述の「風切り音を気にせず屋外で音声を収録したいなら、本体マイクに頼らずピンマイクとウィンドスクリーン(ウィンドマフ)」をご参照ください。
光学ズームはないので遠くの物をズームして撮影するには向かない:
当然なのですが、この Insta360 one X2 には光学ズームはありません。望遠レンズとかついてないですからね。もちろんデジタルズームはリフレーミング編集で可能なのですが、そうすると当然に画質が落ちます。かなり極端に落ちます。そんなわけですから、遠くにある物を拡大して撮影するには向かないカメラだと思います。
色補正が強すぎるので、青空などの色合いがキレイに撮れないことがある:
使い方の問題…ということもあるのですけど、この Insta360 one X2 、つくづく風景を撮るのには向いてないかもしれません。色補正が強すぎると申しましょうか、青空を撮影した際など、微妙な雲の色などを写したいのに、全て真っ白に飛んでしまったり…なんてことが…。遠くの山々の青く微妙な稜線なども、全然映ってないことがあります。アクションカメラですので、風景を撮影したいなら iPhone などの方が優秀かもしれません。
アクセサリー類:
「見えない自撮り棒」は絶対にあった方が良い:
「見えない自撮り棒」という純正オプション品があります。これは絶対にあった方が良いと思います。だいたいセットで売られてます。
何より、この Insta 360 one X2 は、カメラや自撮り棒の存在を感じさせにくい映像が撮れることが何よりのウリなので、ステッチングで確実に動画から消えて無くなる自撮り棒は欲しいところです。他社製の自撮り棒でも、太さ等の条件が満たされれば消えるのですけど、そんなに高価な物でもないので、ここは純正品が良いんじゃないでしょうか。
また、この Insta 360 one X2 は、専用アプリに用意された編集ラボで様々な面白い映像効果編集が簡単にできることが魅力なのですけど、これらの映像効果の多くで、この「見えない自撮り棒」が使われています。
そんなわけで、この純正品「見えない自撮り棒」は手に入れておくべきと思います。
純正のプレミアムレンズ保護フィルター・レンズキャップもあった方が良い:
こちらの製品です。
レンズキャップは保管収納時などに安心のため。
レンズ保護フィルターは撮影時の事故でレンズを傷つけないため。
純正品のレンズ保護フィルターは、アプリの設定メニューにより、撮影された映像から完全に消し去ることができます。こういうところは、ちょっと高価でも純正品を選んでおいて正解と思います。
ただし、プレミアムレンズ保護フィルターは、寒暖差のある環境ですと結露することがあるので、そこだけはちょっと難点ですけどね。
クイックリーダーはとっても便利:
クイックリーダーって何かと申しますと、これです。私も購入しました。
これ、何かと申しますと、使い方としては2つ。
- Insta360 one X2 の側面の USB type-C 端子にコレを取り付け、で、コイツに micro SD カードを挿入することで、通常どおり動画撮影等ができます。
- Insta360 one X2 で録画した micro SD カードをコイツに挿入した状態で、コレを iPhone の Lightning 端子に取り付けると、Insta360 アプリでそのまま編集作業ができちゃいます。撮影データをスマホのメモリにコピーする必要がありません。
特に便利なのは、この2番目の使い方です。この2番目の使い方によって、次の2つの問題を回避することができるのです!
- Wi-Fiダイレクトでスマホと Insta360 one X2 カメラをつないで動画編集しようとすると、スマホアプリの反応が悪かったりする。また、スマホだけでなくカメラのバッテリーも消費する上に、スマホの Wi-Fi をカメラで長時間占有してしまう。
- Wi-Fiダイレクトで撮影データを Insta360 one X2 からスマホにコピーしようとすると、とても時間がかかる上に、スマホのメモリをガッツリ数十ギガバイトとか消費してしまう。(その後に編集後動画の書き出しを行うので、更にメモリを食っちゃう…。)
で、このクイックリーダーがあれば、この2つの問題を華麗に回避して、サクサクと動画編集ができちゃうわけです! 私も実際に使ってみましたが、もう手放せそうにありません。まあ、ぶっちゃけますと、2番目の使い方でしか私は使いませんけど。
あえてこのクイックリーダーの難点を挙げると、こんな感じでしょうか。
- クイックリーダーを Insta360 one X2 に装着すると、完全防水ではなくなる。
- クイックリーダーをスマホに取り付けようとすると、スマホケースなどが邪魔になることがある。
- お値段がちょっとお高い。
たいした問題点ではありませんし、このクイックリーダー、絶対に持っていて損なし!…だと思います。
風切り音を気にせず屋外で音声を収録したいなら、本体マイクに頼らずピンマイクとウィンドスクリーン(ウィンドマフ)
Insta360 one X2 にはマイクが内蔵されていますし、風切り音低減モードなんてのもついております。
しかし、私が実際に撮影してみた感じですと、屋外で風が強い日の撮影などでは、マイクが風でボコボコ鳴ってしまい、会話が聞き取れない…なんて感じでして…。
たとえばこちらの動画など、再生時間25分あたりから、会話が全然聞き取れませんよね。
で、ここはやっぱりピンマイク+ウィンドスクリーン(ウィンドマフ)だろう…ということで、こちらを用意してみました。
Insta360 one X2 の USB type-C 端子に挿して使うタイプのピンマイクとウィンドスクリーンであります。
で、これを使って実際に撮影したらどうだったかと申しますと、百聞は一見に如かず。こちらの動画をどうぞ。
こちらの動画撮影時には、前述の動画の時ほどの風は無かったのですが、それでも、ウィンドノイズが全く気にならないことが分かりますよね。効果は絶大でした。
映像のみならず、音声も大事にしたいという方にとっては、必需品なのではないでしょうか。
予備バッテリーは純正品が良いと思います:
バッテリーによる駆動時間なのですが、これは気温やバッテリーの劣化具合などによっても変わってきますけど、だいたい1時間程度と思っておいた方が安全かと思います。そうすると、やっぱり予備バッテリーが欲しくなりますよね。私も実際に購入しました。
上のリンク先が純正品のバッテリーになります。他にサードパーティー製の互換品も安く売られておりますけど、私はあえて高価でも純正品を選びました。その理由は主に2つ。
- 高い防水性能がウリの Insta360 one X2 ですが、サードパーティー製のバッテリーはその防水性能が弱いとのレビューが散見されること。
- 信頼できないメーカーのバッテリーって、まあ、最近の葉爆発したりまではしないと思いますけど、トラブルの元になりそうで怖い。
まあ、安い物には安い理由があると思うのです。
ちなみに、こちらの純正の予備バッテリーには、こんなケースが付属してきました。蓋の裏の部分に予備の micro SD カードを入れられるようになっており、地味に便利です。
編集用の端末:
新しいスマホを買うか、タブレット端末か:
Insta360 one X2 で撮影した360度動画は、スマホ、タブレット端末、パソコンなどでリフレーミング編集というのを行わないと、普通の YouTube 等の動画として使えません。
リフレーミング編集とは:
Insta360 one X2 は、360度撮影モードで撮影すると、上下左右前後、カメラから見た全方位の動画が撮影されています。そして、撮影後に、この360度データのうち、どのシーンではどの方向の画像を使うか…そのときの画角はどの程度にするか…といったことを編集していきます。これをリフレーミング編集というそうです。つまり、撮影後にカメラワークを自由に編集できるってことです。これにより、撮影中のカメラの向きなどを気にする必要がなくなります。
このリフレーミング編集はパソコンでもできますし、そのための専用アプリも公式に用意されているのですけど、できればスマホやタブレット端末を用意したいところです。(フライスルー動画を撮影する場合など、insta360 one X2 とペアで使える端末はあった方が絶対に良いと思います。)
で、ここで問題なのですけど、要求されるスマホの性能は、iPhone であれば iPhone8 以上。そして、動画編集することを考えるとなるべく容量の大きい機種(128GB以上のモデル)が望ましいということになります。(android は良く知らないので、調べてみてくださいね。)
対応するスマホを既に持っていれば問題ないのですけど、そうでない場合はスマホも買う??
私の場合、それまで iPhone7(128GB) を使っていたものですから、insta360 one X2 購入に合わせて iPhone12(128GB)に買い替えました。しかし、実際に使ってみて思ったのですけど、ここは iPad を買った方が良かったかもしれません。
その理由の最も大きなものは、360度撮影データをカメラからスマホにダウンロード(Wi-Fiダイレクトみたいな方式を使います。)するのに時間がかかることと、リフレーミング編集後の動画の書き出しに時間がかかること。動画の長さや画質などにもよるのですけど、これが平気で30分以上かかったりするのですね。そして、その間、スマホはアプリを動かしっぱなし。その間に電話がかかってきたら? その間にバッテリーが切れるかも?…などなど考えると、日常的に使用している端末と insta360 one X2 とペアで使う端末は分けた方が良いかもしれません。
そんなわけで、insta360 one X2 のために iPhone を機種変更するよりも、新しく iPad を買った方がよいかもしれませんよ。
アプリの使い方:
編集を始める前に必ず右上の設定を確認:
動画撮影が終わったら、早速スマホで編集したくなるのですけど、最初に必ず右上の設定メニューを確認しましょう。これを忘れると、画像に変な影(レンズ保護フィルターなど)が入り込んだりいたします。
色々な使い方:
その1:茂みの中のスズメバチの巣を探す
百聞は一見に如かず。こちらの動画をご覧ください。
茂みの中のどこにあるかわからないスズメバチの巣を探すために、360度全方位を撮影してくれる Insta360 one X2 は使えます!
結語:
この Insta 360 one X2 は、カメラやアプリの出来も素晴らしく、面白い映像が撮れるアクションカメラです。お値段もお手頃価格。私は超お勧めいたします。
今後も、気付いたことをこの記事に随時書き足しておこうと思います。