タイヤが固すぎてリムにはめられない…。必要なのは腕力?握力? いいえ、ひょっとしたら、ちょっとしたコツで解決できるかも?
まだまだ自転車メンテナンス初心者の私ですが、さらにもっと初心者だった頃に、これに気付いて感動した話。
これで簡単にタイヤをリムにはめられるかもしれない? タイヤレバーも心も折れない TIPS です。
一般的なクリンチャーリムやチューブレスレディーリムって、断面はこんな感じになってますよね。
ここにタイヤをはめるわけなのですけど、下の図のような状態ではなかなかタイヤがハマりません。
タイヤのビードっていうのは、スチールであれケブラーであれ、タイヤをガッチリとリムに固定して走行中の外力に抗ってタイヤの形状を維持するためのものですから、そんなに簡単に伸び縮みしているようじゃ困るのです。リムの円周長ピッタリに作られてますからね。
なので、上の図の状態でいくら腕ずくで頑張ったとしても、そうそう簡単にタイヤをリムにはめることはできないはずなのです。
しかし、タイヤレバーを折ってしまう前に、ちょっと観察して試してみて欲しいことがあります。
貴方を困らせている頑固なリムは、中央部分が凹んではいませんか? それを利用するのです。(ていうか、そのために凹ませてあるんですけど…)
反対側の、既にリム内に入っている部分のビードを、リム中央の凹みに落とすと…?
上の図のようになりまして、これから入れようとしているビード部分に余裕ができます。これならきっとリムにタイヤをはめられる…はず。
15分間汗を流してもタイヤをリムにはめられない時は、ちょっと確認してみてくださいませ。
それでも、まだダメなようなら…?
その時は、まあ、頑張ってね(苦笑)。
なお、私のお薦めするタイヤレバーは、シュワルベのこちら。
そうそう簡単には折れません。…っていうか、もう3年くらい使ってますが、まだ一度も折れたことありません。チューブレスタイヤのビードを痛めない新型構造。そして、コイツの便利なところは「リムクリップ」が付いていることでして、これを使うと、すでにリム内に入ったビードを固定して、これから入れる部分に集中して頑張ることができるのです。おすすめ!