【愛車紹介】SURLY DISC TRUCKER (2020.05.29)
2018年夏、フレームセットを購入し、私の愛車 ordina M3(改)*1からパーツ移植によって就航しました。
そんな私の SURLY DISC TRUCKER の2020年5月末の状態をご紹介します。
■主要なパーツ構成:
■フレームセット:
SURLY DISC TRUCKER (size 52)
言わずと知れた SURLY のロングツーリング用定番モデル。たくさんの荷物を積んでもへこたれない頑丈さが自慢のフレームとフォークです。その分だけ重量もありますので、ヒルクライム向きじゃありませんし、スタートダッシュもマッタリです。舗装路を安定して中低速で長時間ひたすら走り続けるのが得意。
単に物理構造的に頑丈なだけではなく、塗装も非常に丈夫にできており、下地のEDコーティングがすごいらしい。
そんな特徴は、日本縦断から大陸横断といった超ロングライドだけでなく、通勤通学、買い物といったコミューターとしての使用にも活きるものだと思います。
■ヘッドパーツ:
FSA Orbit MX
CRIS KING とかじゃないけど、これで十分みたいです。
■サドル・シートポスト:
現状、もとの ordina M3 の完成車を構成していたパーツのうち、今も生き残っているパーツがこの2つ。別に軽くもないし、特別どうこうという点はないのですが、丈夫にできておりまして不満もないので使い続けている感じ。
■ハンドルバー:
SURLY MOLOKO BAR
もともとバタフライバー(トレッキングマルチバー)を付けていたのですが…、
2019年11月に、SURLY MOLOKO BAR に交換いたしました。
こんな珍妙な形のハンドルバーなのです。
しかし、見た目に反してこれがなかなかの優れモノ!
両端のグリップ部がホームポジションとなり、ここでブレーキやシフターを操作するのですが、巡航体勢に入ってからは白いバーテープの巻かれた角の部分を持ち、空気抵抗を低減しながら、安定してまっすぐ走っていくことができます。まさにロングツーリング用ハンドルバーって感じ。
更に、上の写真で分かる通り、ハンドルバーバッグほか様々なアクセサリーをつけ放題(笑)。工夫次第で何でもイケちゃいます。そんな点からも、まさにロングツーリング向き。ただし、スピード出すためのハンドルバーじゃありません。中低速で長時間が持ち味。
私はかなり気に入っております。
■ステム:
俗にいう「カチ上げステム」というやつです。45度の角度で上を向いている90mmのステム。
もちろん、こんなステムを付けている理由は、「ハンドルバーの位置を上げて楽な姿勢を作るため」。
■ペダル:
MKS(三ヶ島)PROMENADE
簡単に外せる Ezy シリーズではなくて、普通のペダルの方。私の用途にはこれで十分みたいです。
ビンディング? なにそれ? 知らんがな(笑)。
■クランク・フロントディレイラー:
SHIMANO DEORE LX FC-T671 44x32x24 170mm
もう廃盤? トレッキングバイク用のシマノ製品です。クランク長170mmのトリプルクランク。ギアは44Tx32Tx24T。BBはホローテック2。
実は完成車搭載はアウター48Tなのですけど、コイツは基本的に中低速を主戦場にしている機体ですので、ギアもこのくらいがちょうど良いと思っております。むしろ小さいインナーギアでないと登り坂が…。あ、それは私が貧脚なだけか…。
SHIMANO DEORE LX FD-T670
以前は DEORE XT FD-T780 を使っていましたが、チェーンが噛んでガイドプレートが歪んでしまい、こちらに交換。グレードが下がったわけですけど、性能に差は感じません。
■スプロケット・リアディレイラー:
SHIMANO CS-5700 11-28T
旧105グレードの10sスプロケット。互換性については確認済み。
前述のクランクとの組み合わせで、前24×後28、最低ギア比およそ 0.86 。これならどんな坂でも登れる気がしませんか? 遅いけどね(笑)。
SHIMANO DEORE XT RD-T780
こちらのリアディレイラーも、もう廃盤かな?
トレッキングバイク用の10sリアディレイラーです。特に問題なくしっかり動作してくれています。
■シフター:
SHIMANO DEORE XT SL-T780 Rapidfire Plus
このシフターも廃盤みたいですね。時代の流れとは恐ろしいもの。トレッキングバイク用の前3後10速のトリガーシフターです。全く壊れることもなく、動作してくれています。
■ブレーキ:
SHIMANO DEORE BL-T610
普通のよくあるVブレーキ用のレバーです。
TRP SPYKE
テクトロ社のレース用モデルラインナップTRP。そのメカニカルディスクブレーキキャリパーです。ワイヤーの引き量はVブレーキ等と同じ。ちなみにロードバイクのキャリパーブレーキレバーなら、SPYREを使うべし。
一般的なメカニカルディスクブレーキと異なり、対向2ピストンという珍しい機構。ディスクローターを両側から同時に挟み込みますので、ブレーキングのたびにローターを歪ませたりしません。でも、片側ピストン方式だって、ちゃんと調整すれば遜色ないと思いますけどね。
SHIMANO SM-RT54 160mm
SHIMANOの安価なディスクローターです。前輪後輪とも径160mm。レースするわけじゃないですからそんなハードブレーキングもないし、放熱性能とか関係ないかな?…というわけで、安物です。これで十分です。
■ホイール・タイヤ:
SHIMANO WH-MT35 27.5インチホイール(前後セット)
シマノの安価なMTB用ホイールセットです。27.5インチ、チューブレス非対応、クイックリリース(OLD 前100mm、後135mm)。
特別軽いわけでもない、安いだけが長所のホイールですが、競技するわけでもないですし、普通に趣味のツーリングに使うなら十分です。
TIOGA TM840F/M615 26インチホイール 前後
もう廃盤かな? アラヤのリム TM840F にシマノのハブ M615 で組まれた26インチホイールです。ディスクブレーキでもリムブレーキでも使えます。
MAXXIS デトネイター 27.5x1.5
27.5インチ、チューブドクリンチャー、フォルダブルのスリックタイヤです。
安いタイヤですけど、耐久性ありますね。全然パンクしません。安価なので普通に使い倒せるのが良いところ。
Schwalbe Marathon Mondial 26x2.0
「Mondial = 世界」の名を冠した頑丈なツーリング用タイヤです。その代わり重い…。
私が酷使し過ぎているのか、それとも意外とアレなタイヤなのか、意外と色々刺さり込んでパンクしてくれますね。あまりお勧めはしません。
Schwalbe Marathon Winter 26x2.0
冬季凍結路面用のスパイクタイヤです。凍結路面では歩くより安全に走れます…と言うと皆さん信じてくれないのですけど、コレ本当です。
ただし、当たり前ですけど深雪路面は苦労します。やっぱり雪国の冬自転車なら、素直にファットバイクを買うのが良いみたい。
■キャリア:
ADEPT トラスポーターラック
安いアルミ製のオシャレなポーターラック。あまり重量のある荷物は積めませんが、便利です。
そのままですと前輪クイックリリースに共締めできないので、こんなスペーサーを入れて、リア用クイックリリースシャフトで固定してます。
SURLY NICE RACK
SURLY の頑丈なクロモリ製のリアラックです。製作精度も抜群に良くて素晴らしい。さすがに SURLY のフレームにはピッタリはまります。重いですけど、めちゃめちゃ丈夫。
■結語:
他にもフェンダーやらバーテープやらグリップやらベルやらライトやらサイコンやら…、細かいパーツは色々ありますけど、もしお知りになりたい方がいらっしゃいましたら、コメントいただけたらと思います。まあ、そこまで知りたい人って、そうそういないですよね?(笑)
そんなわけで、新ブログ開設記念の、私の愛車紹介第一弾でありました。残りの2台についてもそのうち書きます。嫁の2台まで書くかどうかは、ちょっとわかりませんけど。
*1:ordina M3 は原型をとどめないほどにカスタムしまくっておりましたが、フレームに亀裂発生で2018年春に引退しました。