【愛車紹介】BOMBTRACK ARISE 2 2018 (2020.05.31)
BOMBTRACK ボムトラック。
…という名前の自転車ブランドを知っている方は、何人ほどいらっしゃるでしょうか?
ドイツはケルンの町に本拠地を置く、新興自転車ブランドであります。
日本では全く無名に等しい、そんなマイナーブランドの自転車を購入し、愛用している私です。そんな私の愛車、BOMBTRACK ARISE-2 2018 の、2020 年春の様子をご紹介いたします。
■車両概観:
公式HPにおける紹介でも「多用途性」が特徴となっている BOMBTRACK ARISE-2 ですので、私の愛車もその時々で姿を変えます。
ちなみに、完成車販売はシングルスピード仕様の SSCX であります。
下の写真は、主に軽めのサイクリング仕様。
2020年、ブルベに初挑戦*1しようと考えてそろえたのが、下の写真の装備。バイクパッキング仕様。
そんなブルベ初挑戦を目標として、2019年末に予行演習的に 200km を走った時の装備は、下の写真。チューブレスのロードプラス仕様。
他にも、シングルスピードで遊んだりと…、そんなわけですから、様々なオプション装備がある我が愛車 BOMBTRACK ARISE-2 2018 であります。
■主要なパーツ構成:
■フレームセット:
BOMBTRACK ARISE-2 2018 モデルのブラックカラー。
頑丈なクロモリ製フレームとフォーク。ディスクブレーキ専用(ポストマウント)。タイヤクリアランスは広く、700Cx40 から 650Bx47 のロードプラス規格まで、様々なタイヤとホイールが使えます。ホイール固定はクイックリリース式(前100mm、後135mm)。*2
ダボ穴も多数あり、キャリアやフェンダーも搭載可能。もちろんバイクパッキングもOK。
完成車販売はリアエンドにスライディングドロップアウトを採用したシングルスピードですが、多段変速化も簡単にできます。流行りのフロントシングルで1x11はもちろん、普通のロードバイク用の2x11等も可能。
あえて分類するなら、グラベルバイク、グラベルロード、シクロクロス…といったところだと思われますが、より正確にこの機体の特徴を表現するなら、万能オールロードバイクだと思っております。
レースに本気で勝ちにいくための車両ではありませんけど、ユーザーのアイディア次第で自在に形を変える楽しいバイクです。
■ヘッドパーツ:
FSA Orbit X
完成車採用のヘッドパーツをそのまま使っています。特段の不満はありません。
■サドル・シートポスト:
こちらも完成車仕様のサドルとシートポストをそのまま使い続けております。私としては、このデザインがかなり気に入っておりまして、交換する気はありません。
■ハンドルバー:
Ridefarr Aero Gravel Alloy
もともと、完成車採用の BOMBTRACK CX-10 というドロップハンドルを使ってきましたが、2020年5月にこのハンドルバーに交換しました。サイズは42cm。
FARR AERO GRAVEL ALLOY | Ridefarr Global
AERO GRAVEL ALLOY https://t.co/NH2PXmvHRv
— Kirdina (@ordinaM3user) 2020年5月19日
Ridefarr というブランドをご存知ない方も多いと思いますが、ウルトラディスタンス(超長距離)系ライドを得意分野とした南アフリカ(?)のブランドらしいです。営業拠点はオーストラリア?
まだ累積で200kmほどしか走っておりませんが、なかなか具合良さげですよ。
■ステム:
ギザ MS-308A
もともと完成車にはもう少し長いステムが付いていたのですけど、こちらに交換いたしました。その後のハンドルバー交換もありまして、まだポジション調整中。
■ペダル:
MKS(三ヶ島)ペダル シグマ(CYGMA)シルバー
非常に軽量な両面踏みフラットペダルです。ペアで 240g。踏み面にスパイクなど一切なく、また踏み面も狭い(73x64mm)ですので、やはり滑りやすいことは否めませんが、実用上、慣れれば問題なし。とにかく軽量である点が気に入っております。
4年使ってトラブルなしは、さすが三ヶ島さん。
■クランク・チェーンリング:
BOMBTRACK BIKES "TAF19" ALLOY
BOMBTRACK 完成車附属のシングル用アルミクランクを使い続けております。5アーム、PCD130mm、2ピースクランク。ホローテック2互換と思われるアウトボードBB。
性能的に特段の不満がないだけでなく、シングル用クランクとしてその見た目も気に入っております。当面、交換するつもりはありません。
Raceface Single ring Narrow/Wide 44T
もともと BOMBTRACK ARISE-2 2018 完成車には 42T のナローワイドチェーンリングが搭載されているのですけど、こちらに交換いたしました。
42T から 44T へ、2Tで何が変わったかと問われますと…、あまり違いないですけどね。
■スプロケット(シングルスピード):
完成車附属の17Tシングルコグとフリーボディースペーサー
SURLY のフリーボディースペーサー
SURLY の17Tシングルコグ・同14Tシングルコグ
シングルスピード運用時には、上のようなコグと、11sフリーボディー用スペーサーを使用しています。
■スプロケット・リアディレイラー(1x11):
SHIMANO CS-M7000 11s 11-46T
SHIMANO RD-M7000 GS
フロントシングルの1x11で運用する際には、上記のスプロケットとリアディレイラーを使用しています。
46T の巨大スプロケットは、貧脚の私には心強い味方。「こんな大きなの、使うときある?」 はい、よく使ってます(笑)。
KCNC ディレイラーガード
自転車を倒してしまい、ディレイラーハンガーを曲げてしまったことはありませんか? 私はあります。そこでディレイラーガードの取り付けを検討したのですが、どうも見た目がイマイチな製品ばかり…。
…と思っていたら見つけたのが、こちらの製品。これならカッコ悪くない!?
■シフター:
Microshift SL-M11
SHIMANO のMTB用ダイナシス対応のサムシフターです。
シフターを選択する際、例えばギブネールなど色々な選択肢があったのですけど、シングルスピードと1x11の換装が簡単にできるという理由から、こちらを選びました。少々お値段はお高いですが、しっかりした製品で、カッチリ動作してくれます。
なお、左シフターは眠っております。
■ブレーキ:
TRP RRL
テクトロのレース用製品ラインナップTRP。そのシングル用ブレーキレバーです。ハンドルバーの交換に伴って装着しました。カッチリした剛性感で握りやすく、気に入っております。
PROMAX RENDER-R
完成車附属の片押し式メカニカルディスクブレーキです。
プロマックス製ということもあり、不満なようなら早々に交換しようと考えていたのですけど、使ってみたら意外と悪くない塩梅でして、使い続けております。
Ruler エクステンションブレーキレバー
いわゆる補助ブレーキレバーです。
「補助ブレーキレバーを付けるなんて、初心者の証拠」…と思われる方も多いかと思いますが…まあ、実際、初心者の私なのですけど…、レースするなら別論、趣味のサイクリング・ポタリング・ツーリングなら、あって損なし補助ブレーキレバー。楽な姿勢でブレーキが使えるメリットは大きいです。
その価値はあの SHIMANO さんも認めてる? 最新のグラベル用油圧ブレーキシステムの GRX でも、あえて補助ブレーキレバーがラインナップされているのですから。
■ホイール・タイヤ:
完成車附属の11sホイールセット
完成車附属ですのであまり期待はしていませんが、まあ、普通に使えます。チューブレス非対応の 700C ディスクブレーキ用ホイールセットです。ハブは台湾 NOVA-TECH 製らしい。カートリッジ式ベアリング。
KENDA Microblock 8
完成車附属のシクロクロス用ブロックタイヤ。ワイヤービードで割と重い。舗装路主体で走っている私はあまり気に入ってはいませんけど、とりあえずポタリング用にはダメではないですし、シングルスピード遊びの際などに使っております。
DT-SWISS 650B チューブレス対応ホイール
チューブレス対応の 650B MTB用ホイールです。安価に入手いたしました。まあ、私のような者にとっては、そこそこ良いホイール。
WTB HORIZON 650Bx47
上記の DT-SWISS のホイールにチューブレスで組付けているのが、このタイヤ。エアボリュームたっぷりで乗り心地良し。チューブレスなので見た目に反して軽量。太いので多少のグラベルはへっちゃら。かなり気に入っております。
PRIME RACE ディスクロードホイールセット
海外通販チェーンリアクションサイクルズのオリジナルブランド商品である軽量ディスクブレーキ用ホイールセットです。安価で手に入れましたが、前後セット 1640g でチューブレス対応。
Continental Grand-Prix 5000TL 700Cx28
上の PRIME ホイールにチューブレスで組付けているのが、こちら。
何しろ軽くて良いですね! うちのホイールセットの中では最も速度と距離が出せる組み合わせです。
SHIMANO RX-05 Road Disc ホイールセット
現在は廃盤になっているシマノ製の安いディスクブレーキ用ホイールセット。700C。フリーボディーが地味にロード10s用なので、組付けに少々注意が必要。セットで1万円ちょっとで入手できたことを考えると、十分すぎる性能(笑)。もちろんチューブレスは非対応。
SOMA SHIKORO 700Cx38
SHIMANO RX-05 にチューブ入りで組付けている、SOMA のスリックタイヤ。製造は日本のパナレーサー。ケブラービードでフォルダブルだから軽いかと思いきや…、まあ、軽い部類なのでしょうけど、そこそこ重いです。その代わりかなり頑丈にできているようで、今のところパンク経験なし。同じパナレーサー製のグラベルキング(旧)がパンクしまくったのとはエライ違いであります(苦笑)。
レース等、スピードが要求される用途には絶対に勧めませんが、趣味のサイクリングから通勤通学といった用途なら、その頑丈さを買って採用するのもアリと思います。
Panaracer Gravelking 700Cx38
もともと SHIMANO RX-05 にチューブドクリンチャーで組付けていたタイヤですが、キングと名乗るのが恥ずかしくなるほど突き刺しパンクをたびたび繰り返し、今では三本ローラー専用に…(苦笑)。
なお、現在は改良版のグラベルキングになっているそうですね。
■キャリア:
Blackburn Outpost Front
ちょっと見た目がカッコイイ、そんなフロントキャリアです。同様の製品が色々ありますけど、性能と見た目の両方を検討すると、これが一番ではないでしょうか?
しかし、SURLY なんかと比べちゃいますと…製品の工作制度はあまり良くありません。私も取り付け時にヤスリで擦ったり色々やりました。
車体重量を気にせずにポタリング、サイクリング、ツーリングなら、かなり使い心地の良いキャリアです。
Blackburn Outpost Cagocage
ボトルケージ台座に取り付けて、荷物をくくり付けることのできる、便利な小型キャリアです。
遠隔地のイベント遠征などの際はフロントキャリア等を取り外して軽装で出陣しますけど、サドルバッグを付けたくない私。そのかわりボトルケージ台座の一つにこれを取り付け、ドライバッグをくくり付けて、そこに予備チューブや工具等を入れております。地味に便利です。
サイズ的には、2Lのこれがぴったり。
OLTLIEB SEAT PACK
OLTLIEB FRAME PACK
2020年の初めてのブルベ挑戦のために購入したバイクパッキング装備です。残念ながら新型コロナウイルス感染拡大により、北海道内の2020年のブルベは全て中止となってしまいましたが…。
非常に高い防水性が自慢のオルトリーブですので、その点は信頼しております。黒+グレー+オレンジというカラーデザインも、私の BOMBTRACK ARISE-2 2018 にマッチしているのではないかと思っております。
何回か試験走行に使用してみましたが、かなり期待大な性能でございます。ブルベ本番に使用するのが楽しみです。
■結語:
そんなわけで、新ブログ開設記念、私の愛車紹介第二弾、私の BOMBTRACK ARISE-2 2018 の主要パーツ紹介でした。他にもフェンダーが2つ、ベル、ライト、アクセサリーマウントなどなどありますけど、もしも気になる方がおられましたらコメントください。
とにかく多用途性が特徴の BOMBTRACK ARISE-2 ですので、オプションパーツがいっぱいで、それだけでワクワクしてくる私です。