【2021モデル】FUJI FEATHER CX+ は「成熟した本当の大人」が選ぶ?
2017年のこと、私は自転車を選んでおりました。最終的に私が選んだのは、現在も乗っている BOMBTRACK ARISE-2 2018 なのですけど、最終候補に挙がっていたものの一つが、FUJI FEATHER CX+ でありました。
この車種、いったいいつごろからあるのでしょうね? かなり前からありますよね。マイナーチェンジを繰り返して 2021 モデルラインナップにも名を連ねる FEATHER CX+。クロモリのオールロードバイク(私の解釈ですが)という基本コンセプトは変わらないところが素晴らしい!
そんな FUJI FEATHER CX+ の2021モデルをちょっと見てみようと思います。
2021モデルも基本的に大きな変化はない FUJI FEATHER CX+。
いつも、とてもセンスの良い色を出してくる FUJI BIKES だと私は思うのですけど、2021モデルも良いですね~! 落ち着いた配色でシックにまとめてみたり、あえてはみ出した色を充ててみたり、自由自在です。私は好きです。
フレームのデザインなども、実にさりげない。変にクラシック気どりしてみたり、無駄に最新をアピールしてみたり、そんな無粋なカッコ悪さがありません。このシンプルさが FEATHER CX+ の個性だと思うのです。
詳しい話は公式HPを見ていただくとして、
ここでは簡単にそのスペックを挙げておきますけど、こんな感じです。
- クロモリフレーム
- クロモリフォーク
- Sugino クランク
- Shimano CLARIS グループセット
- ギア:前2(48/36T)×後8(11-32T)
- メカニカルディスクブレーキ
- タイヤ:Kenda 700Cx35
- ダボ穴:ダウンチューブ上面×2、シートチューブ×2、フォークブレード×2対、フォークエンド×2対、シートステー上部×1対、リアドロップエンド×1対(?)
- 重量:11.4kg
私の個人的な好みで言わせてもらいますと、もうちょっと低いギア比(0.9くらい)が欲しいな…とは思いますけどね。意外とギア比が全体に高め設定なので、FEATHER CX+ はグラベルバイクというよりオールロードバイクだと思う私です。しかし、これで税抜き98000円は上出来すぎて土下座してしまうレベルだと思うのですが、いかがでしょう。
ブレーキについてですけど、油圧ディスクブレーキの方が性能も感触も良いのは分かっているのですが、私が思うに、個人でセルフメンテナンスをすることを考えると、メカニカルディスクブレーキという選択は決して悪くないと思います。実際、私の BOMBTRACK ARISE-2 も、SURLY DISC TRUCKER もメカディスクですし。
重量 11.4kg というのは、ロードバイクしか眼中にない方にとっては重すぎる数値なのでしょうけど、頑丈さの証拠だと思えは何のことは無し。2kg や 3kg の自転車重量差については、特に BMI=25以上の人に文句言う資格はありませんよね。貴方の脂肪を載せるための頑丈さなのですから!(笑)まず、オマエが痩せろ?(ニッコリ)
さて、Shimano CLARIS グループセットについては、皆様、どう思われるでしょう? 「CLARIS は糞!即交換!」…ですか? 交換するなら、Shimano 105 あたり?
私の個人的な経験からくる意見で恐縮なのですけど、CLARIS グループセットのロードバイクを使っている人には大雑把に分けて2種類いると思うのです。それはつまり、こんな感じ。
- Aさん(仮名)の場合:
事前にこれといって調べたりすることもなく、衝動買い的にロードバイクを買ったのが去年の秋。一度だけロングライド(40kmくらい)に行ったけど、疲れるからもう行きたくない。現在の主な用途は、近所のコンビニ。まともに動かない安物 CLARIS がストレスなので、ほとんど変速は使っていない。105完成車を買わなかったことをちょっと後悔している。 - Bさん(仮名)の場合:
自転車歴35年。若い頃は地元のアマチュアレースでそれなりに鳴らした猛者だった。最近はレースを離れ、週末のロングライド(150kmくらい)を楽しんでいる。最近の CLARIS は変速もスパスパ小気味良く決まるし、若い頃に使っていたレース用上位モデルよりずっと性能が良いので、何の不満も無い。丈夫だし補修パーツも安く手に入るので最高!
…と、まあ、かなり極端に誇張してますが、こんな感じ(苦笑)。
何が言いたいのかサッパリという人ばかりかと思いますけど、つまり私が言いたいのは、「バッチリ美しくメンテナンスされた CLARIS を使っている人は、自転車を熟知し、揺るぎない自分の価値観で物を選ぶことのできる、成熟したひとかどの人物に違いない」…ってこと。
DURA-ACE や ULTEGRA よりも、バッチリ美しくメンテナンスされた CLARIS の方にこそ貫禄と威厳と畏怖を感じるのは、私だけでしょうか?
グループセットの問題だけではありません。恐らく…ですけど、この FUJI FEATHER CX+ を選ぶ人にも、前述の「Aさんタイプ」と「Bさんタイプ」の2種類がいるんじゃないかと想像する私です。
私など、まだだまショップの営業トークや「売らんかな」のメディア情報に惑わされる煩悩まみれの小僧ですけど、いつかは、かっこいい「Bさんタイプ」になりたいものですね!
話が変な方向に行きかけてきましたけど、一応、これが私の FUJI FEATHER CX+ に対する結論ってことで、失礼いたしました。
FUJI 2021年モデル FEATHER CX+ グラベルロードバイク 52 [700C クロモリフレーム ディスクブレーキ ブロックタイヤ 16段変速] スレート
- 発売日: 2020/10/10
- メディア: スポーツ用品