自転車マニアならきっと気になるジオメトリ。
しっかりした知識と経験を有する方が見れば、そこから様々なことが分かるそうですけど、私のような素人には…(苦笑)。
それでも、私のような素人でも、やっぱりちょっと気になるジオメトリ。
新たな日本代理店も決まってひと安心、いえいえ新たな代理店に期待大の BOMBTRACK なのですけど、ふと思い立ちまして、私の愛車 BOMBTRACK ARISE(2) のジオメトリについて、これまでどのような変遷をたどってきたのか、そして BOMBTRACK ARISE(2) はどこへ向かおうとしているのか、
素人が色々考えて遊んでみることにいたしました。
お暇な方は、生暖かい目でお付き合いください。
BOMBTRACK はこれまでのカタログを公式ホームページで公開しておりますので、すべての車種の詳細なデータを見ることができます。
■BOMBTRACK ARISE(2) のジオメトリの変遷:
そこから、BOMBTRACK ARISE(2) のMサイズについて、年式別にジオメトリを抜き出してみたのが下の表です。
(注)「世代」表記については、こちらのリンク先を参照ください。
ちなみに私の愛車は 2018モデル。
はい、この表を見て、どんなことが言えるでしょう!?
…正直申します。
良く分かりません!!
…だって、素人ですから…(苦笑)。
■それでも無理矢理に素人ながら分析を試みてみる:
「わかりません」…じゃあブログ記事にもなりませんし、面白くもないですから、せっかく読んでいただいた方にネタを提供する意味でも、素人考えで分析を試みます。
1:下がっていくBB:
”BB(ボトムブラケットユニット)下がり”については、「40→50→55→65→70」…という具合に、新しいモデルほどBBが下りていく傾向にあります。
もともとのBB下がりが40って…、これ、かなり高い位置にありますよね。ロードバイクというよりも、ピストバイクにありそうな数値じゃないでしょうか。BB位置が高いと、よりダイレクト感のあるペダリングができるそうですね。一方、BB位置が低いと低重心で安定志向の走りとなるそうです。
2:伸びていくホイールベース:
ホイールベースについても、「1007→1019→1045」…と、伸びていく流れのようです。ホイールベースが短いと小回りの利く特性となり、長いと直進安定性が増すと聞きます。
3:増えていくフォークオフセット、短くなったトレイル:
フォークオフセットについては、「40→45→55」…と、増えていきます。一般的にオフセットが大きくなるとトレイルは小さくなるそうです。実際、トレイルは「62→70.9→71.5→68」…という変化をたどってきました。
ホイールベースが伸びた一方でトレイルを短くすることで、直進安定性とキビキビした乗り味のバランスを取ろうとしている…ってことで良いです? むむむ…難しい。
4:縮んでいくリーチ、増えてきたスタック:
リーチについては、「396→385→381→379」…と、どんどん短くなっていきます。また、スタックは「560→566→572」と増えてきました。ハンドルバーが近く高くなり、前傾姿勢が弱まって、誰でも乗りやすくなってきた?
◎総合的に見ていくと:
そんな感じで見ていきますと、全体的な傾向として、もともと「やんちゃに遊ぶグラベルバイク」だったものから、「ツーリングなどに使える多用途バイク」へと変化していっているように思えるのですけど、いかがでしょう?
■結語:
大雑把に言って、たぶん2017のディスクブレーキ化のあたりが大きな転換点になっており、従前の「遊ぶためのバイク」から、「多用途バイク」へと変わっていったように思えますけど、いかがでしょう? それが2021モデルになって更に傾向が強まったように私には見えます。
もともとの「ピーキーな乗り味を楽しむバイク」から、「一般的な乗り味の万能バイク」になってきた…という感じ?
ちなみに、2016モデルはこんな感じで…、
2017モデルはこんな感じです。
やっぱりこのあたりが転換点だったのでしょうね。したがって、今後も「変な癖(=味)の無い一般的な乗り味の多用途万能バイク」…として、BOMBTRACK ARISE は深化していくことでしょう。それは決して悪いことではありません。
ジオメトリについては、正直申しまして非常に難しい話ですので、私などのような素人がこれを見てどうこう言うのも恥ずかしい話でありますけど、でも、こうして色々と素人談義をこね回すのも趣味のうち…ということで、ご勘弁くださいませ。
■後日追記:
どうやら2021モデルからフレームが共通化されたようです。その影響でしょうね。