サイクルスポーツ初心者が初めてのスポーツサイクルと一緒に買いそろえた方が良いんじゃないかな?と思うものを、かなりの独断と偏見に基づいてリストアップしてみました。
初めてスポーツサイクルを購入した時、自転車の車体以外にも色々買いませんでしたか?
初心者さんの場合、これから始まる新しいサイクルライフへの期待と興奮、そして、まだどんな物が必要かわからない無知、その2つから巧みなショップ店員の言いなりになって色々と売りつけられちゃったりして…(苦笑)。
まあ、時が経てばそれも楽しい思い出なのですけどね。
そんなわけで、初めてスポーツサイクルを購入した際に、一緒に揃えた方が良い物、あとで必要なら買えば良い物、そもそも要らなくない?…な物、などなどを、私なりの価値基準に基づいてちょっとリストアップしてみました。
というわけで、さっそくいってみます。苦情は受け付けません。信じるも信じないも、貴方次第(笑)。
- 初めてのスポーツサイクルを購入した際に、一緒に揃えた方が良い物、あとで必要なら買えば良い物、そもそも要らなくない?な物リスト:
- 結語:
初めてのスポーツサイクルを購入した際に、一緒に揃えた方が良い物、あとで必要なら買えば良い物、そもそも要らなくない?な物リスト:
装身具系:
ヘルメット:【必要度5★★★★★】
必須です!必ず最初に買いましょう。これだけで頭部の負傷を完全に防げるわけではないですが、有ると無いでは大違い。5000円以上くらいのを用意したいですね。
スポーツサイクルはスピードが出せます。速度が上がれば上がるほど、転倒時のダメージも級数的に上がっていきます。また、そんなスピードの出せるスポーツサイクルを歩道で乗ってはなりません。原則として車道を走ります。必然的に事故の危険性も増えます。
したがって、ヘルメットは必須と思う私です。
サイクルウェア:【必要度1★☆☆☆☆】
一般社会の人間から見れば奇妙極まりないあの格好に憧れでもあるのであれば、購入しても良いとは思いますよ。だけど、率直に申しまして、最初は必要ありません…と言っておきましょう。ジーンズにネルシャツとかでも必要十分です。普通のジャージでも立派なものです。あえて最初からボッタクリ価格のサイクルウェアを買い揃える必要はありません。
むしろ、「スポーツサイクルって、あんな恥ずかしい格好をしなくちゃならないの?」…という思いが趣味の自転車の心理的ハードルを上げてしまっているようにさえ思います。もっと気軽な服装で自転車を楽しみましょうよ。
サイクルグローブ:【必要度2★★☆☆☆】
こちらも、一応、最初は要らないと言っておきましょう。まあ、あっても良いですけどね。
ただし、転倒時のケガなどを考えると、あった方が良いとも思います。手のケガは致命傷にはなりませんのでヘルメットほどの必要性はないですけど。
ぶっちゃけますと、100均で売られている滑り止め付きのカラフル軍手が便利です(笑)。
サイクルウェアとサイクルグローブ:
どうしても「お尻が痛い…手が痛い…我慢できない!」…というのであれば、クッション材入りのウェアやグローブを使うことになりますが…。
ちょっと乗っただけですぐにお尻や手が痛くなるのは、ちゃんと自転車に乗れていない、ポジションが合ってない、ペダルにきちっと体重をかけられていない、体を支えるための筋力ができていない…ということだと思うのです。初心者なら当然です。
我慢できないほどの痛みなら仕方ないですけど、最初からクッション材で誤魔化さず、まずは体が痛くならない乗り方を工夫して習得してみた方が良いような気がするんですよね。
私の場合、クロスバイクを購入した当日はたった15分でお尻に激痛が走り、「もう無理!」…となりましたが、1週間ほどで慣れました。今では、クッション材なしで固いサドルに5時間乗っても、お尻も手も無事です。
携帯品系:
U字ロック・ワイヤーロック:【必要度5★★★★★】
必ず各1つずつ購入しておきましょう。合わせてダブルロックで盗難防止効果が高まります。他にも色々なタイプのロックがありますけど、私がおすすめするのはこのU字ロックとワイヤーロック。どちらも比較的安価で手に入ります。
パンク修理キット:【必要度4★★★★☆】
自転車につきものなのがパンク。ライドの際にはパンク修理キットを携帯します。まあ、予備のタイヤチューブを持っているなら、使わないこともありますけどね。使われないまま何年も経って、いざ必要な時に開封してみたら…ああ(泣)…、なんてことにならないように、定期的にチェックしたいものです。
使い慣れてしまえば昔ながらのゴム糊とパッチで良いのですけど、今はもっと簡単で便利な物が色々あります。
予備のタイヤチューブ:【必要度5★★★★★】
パンク修理の際、パッチを貼るのは時間も手間もかかります。また、パンクの状況によってはパッチでは修理できない場合もあります。そんな時にはチューブごと新品に交換することになりますので、ライドの際には必ず1つは予備のタイヤチューブを携帯したいものです。
なお、サイズ選びにご注意を。
タイヤレバー:【必要度5★★★★★】
パンク修理をするには、まずリムからタイヤを外す必要があります。強者は指先だけでできるそうですが、本当でしょうか? 普通の人はタイヤレバーを使います。ライドでは必ず携帯します。
携帯ポンプ:【必要度5★★★★★】
さて、パンク修理が完了しました。ではタイヤに空気を入れてライド再開です。…って、あ…(泣)。ポンプを携帯していなければ、そこで絶望を味わうことでしょう。ライドの際には必ず携帯します。
ちなみに、バルブに直接取り付けるタイプよりも、ゴムホースで取り付けるタイプの方をおすすめします。バルブを痛めることなく空気が入れられますので。
最近は CO2ボンベというのもありますが、アレは正直申しまして初心者の方にはお勧めいたしかねます。
携帯工具:【必要度4★★★★☆】
ちょっとしたボルトの増し締め、ブレーキやシフターの調整などに使います。ライドの際には持っていた方が良いと思いますよ。チェーンカッター付きのものまでは、とりあえず最初は必要ないでしょうかね。
サドルバッグ:【必要度4★★★★☆】
これらの携帯品を入れておくため、サドルの後ろに付ける専用バッグです。ライドに持っていく物はいつもだいたい同じですから、常にまとめて入れておくと便利です。
補給系:
サイクルボトル:【必要度4★★★★☆】
水やスポーツドリンクなどを入れておくためのボトルです。スポーツするにあたり水分補給は命に関わります。ペットボトルで代用もできますけど、やっぱり専用品は便利なものです。車体に取り付けますので、フレームなどとのカラーコーディネートも考えて選ぶと楽しいです。
自転車パーツ系:
ビンディングペダル・ビンディングシューズ:【必要度1★☆☆☆☆】
あえて星1つを付けます。最初は要りません。フラットペダルが安全で良いと思います。スポーツサイクルに慣れてきて、どうしても欲しければ買えば良いと思いますよ。靴もスニーカーで十分です。
フラットペダル:【必要度5★★★★★】
実はロードバイクを買うと…多くの場合、ペダルは付いてきません。好きなペダルを買いましょう。私としては、三ヶ島がおすすめ。
ボトルケージ:【必要度5★★★★★】
サイクルボトルを車体に取り付けるために必要です。スポーツにおいて水分補給は非常に大切ですからね。飲み物をリュックなどに入れて背負うのもダメじゃないのですけど、重量物はなるべく自転車に持たせた方が楽です。
サイクリングボトル専用のものもありますが、ペットボトルを入れられるものもあります。
ベル:【必要度5★★★★★】
自動車のクラクションに相当するのが、ベル。ハッキリ言って使う場面は皆無といっても良いのですが、その実効性はさておき、道路交通法上の義務なので必ず取り付けましょう。
くれぐれも、歩道で歩行者をどかせるために鳴らさないように!
前照灯:【必要度5★★★★★】
夕暮れ時や夜間でも安全に走行できる装備をそろえることは、自分の命に直結します。必須です。道路交通法上の義務でもありますので、前照灯は必ず装備しましょう。
光量は十分に大きい物を購入しておくのが良いと思います。充電式は意外と不便です。コンビニがたくさんある日本では、乾電池で使える物の方が便利かもしれませんね。
見た目を気にしないなら、LED懐中電灯と取り付けて使うのもアリ。この方が大光量で安上がりなのです。
尾灯(テールライト)・後方反射板(リフレクター):【必要度5★★★★★】
こちらも道路交通法上の義務です。後ろは必ず赤系の色。後方反射板だけでもOKですが、尾灯があるとなお良し。尾灯だけ装備する場合は昼間でも必ず点灯すること。点滅は点灯とはみなされないはずですので、お気を付けください。
私のお薦めとしては、後方反射板を装備し、夕暮れ以降は尾灯も点けるのが良いと思います。反射板と尾灯が一体になった物も良いですね。
その他の反射材等:【必要度3★★★☆☆】
例えば、スポークに取り付ける反射材など。シュワルベというタイヤメーカーでは、タイヤに反射材を仕込んである製品もあります。
確かにこれらは夜間等の安全に寄与するとは思いますけど、必須というわけでもないので、このくらいの星の数で。
サイクルコンピューター:【必要度2★★☆☆☆】
自転車の速度を計測したり、走行距離を記録したりしてくれます。また、GPS付きのものであれば、走行ルートを記録したり、ナビをしてくれたりもします。
レースに参加するつもりが無くても、あれば確かに楽しいのですけど、無くても自転車は問題なく走ります、当たり前ですが。また、STRAVA などのスマホの無料アプリでも十分に役割を果たしてくれますので、最初から購入する必要はないかな~っと私は思います。
キックスタンド:【必要度1★☆☆☆☆】
ママチャリならあって当たり前のスタンド。しかし、私は基本的にスポーツサイクルにスタンドは付けない方が良いと思っております。駐輪する際には、サイクルスタンドを利用するか、壁などに立て掛けるか、それらが無い場合は、絶対に倒れない駐輪方法…すなわち、地面に寝かせる…のが一番だと思います。なお、ショッピングモールなどによくある前輪を挟むタイプのスタンドは、ロードバイクの華奢なホイールでは使用しない方が良いと思います。
もっとも、買い物や通勤など日常生活使用が多いのであれば、スタンドがないと不便な局面は確かに多いと思うのですけどね。
整備・メンテナンス系:
チェーンルブ:【必要度5★★★★★】
「面倒だからメンテナンスは全部ショップにお願いするよ」…という方でも、チェーンへの油さしくらいは自分でしましょう。チェーンが錆だらけでは格好悪いですし、駆動効率ガタ落ちでせっかくのスポーツサイクルもその性能を発揮できません。
チェーンルブには大きく分けてウェットとドライの2つがあります。ドライ系はチェーンが汚れにくいですが雨に弱く、効果が長続きしないので頻繁に注油が必要になります。ウェット系はチェーンが汚れる欠点がありますが、雨に強く、効果が比較的長続きします。なので、私としてはウェット系がおすすめですが、どちらでもお好みでどうぞ。
フロアポンプ:【必要度4★★★★☆】
スポーツサイクルではタイヤの空気圧管理は必須です。適正な空気圧でないとパンクリスクが高まりますし、走行時の回転抵抗が上がって走りが重くなります。
携帯用ポンプだけでもダメじゃないのですけど、ちゃんと空気圧計の付いたフロアポンプを用意した方が良いと思います。
その他の工具類:【必要度2★★☆☆☆】
他にも自転車用の工具は色々あります。それらは確かにあった方が便利ではあるのですが、最初からそろえる必要はないと思いますよ。必要に応じて購入すれば良いですので、最初から仰々しい工具セットを購入する必要なんて全くありません。
でも、六角レンチのセットくらいは、あった方が良いかなぁ。
結語:
別記事において、「初めてスポーツサイクル買うなら、車体価格10万円以上+その他の装備品等5万円以上くらいが目安」…と書きましたが、「え、他に5万円もかかるの!?」…と思われた方、この記事で何となく納得していただけたでしょうか。ご参考にしていただけたら幸いです。
他にも色々とあった方が良い物はあるのですけど、とりあえず最初はこのくらいで…というところでリストアップしてみたつもりです。ちなみに我が家では、気が付けば1つの工具箱に入りきらないほどの工具が…(笑)。バッグ類も衣装ケース1つがいっぱいになるほど…(笑)。