先日からお伝えしていたとおり、2021.02.22(火)に CANYON DUDE CF8 というファットバイクを注文してみました。
すると、トントンと発送作業と輸入が進み、ドイツから発送された荷物が 2021.02.28(日)には日本の北海道の私の自宅に到着!!
というわけで、早速、その開封と組み立ての様子を記事にしてみました。
■もくじ:
巨大な箱が送られてきた:
2021.02.28(日)の午前10時40分頃、前触れもなく我が家に現れたクロネコヤマトの宅急便。いつもの担当の方が運び込んでくれたのは、この巨大な箱!!
なんと、一週間かからず…、たったの5日で!! ドイツから北海道に着いちゃうんですねぇーっ!!!
これじゃ、近所のサイクルショップで注文して指定サイズが入荷するのを待つよりも、全然早いかもしれない…。恐ろしや、キャニオン。
輸入消費税を現金払いして受取り。
海外から自転車やそのパーツを個人輸入した経験のある方ならご存知のとおり、関税は非課税であるものの、輸入消費税が課税されます。税率は、海外販売価格の60%に消費税率10%を乗じたもの、すなわち、海外販売価格の6%。なお、こうして算出した価格が1万円以下の場合には免税となりますが、1万円を超える場合には、荷物の受取時に宅配便の方に支払います。
これがドイツから来たのね! 感動だわ~!
箱のサイズは、149cm × 76cm × 41cm でした。デカいよ…。
何しろ箱がデカいですので、部屋が散らかっている方は要注意。そういう方は、まずは整理整頓・断捨離から始めましょう(笑)。
ちなみに、この巨大な箱の料金は、車両価格等とは別に注文時にしっかり請求されております。
さて、箱の側面には CANYON のロゴマーク。その反対面にはこんな言葉がデカデカと書かれておりました。
情熱こめて作ったぜ!
貴方のために作ったぜ!!
そして、箱を開けてみると…、
情熱的なサイクリストコミュニティーにようこそ!!
なんかテンション上がってきたぞ!
開封・同梱物の紹介:
箱の中には、こんな感じで製品が詰め込まれておりました。いきなり目に飛び込んでくるファットタイヤの存在感がスゴイ!
箱から引っ張り出してみたら、こんな感じ。マジックテープ等を使ってしっかり梱包されておりました。
※後日追記:
試走直前に発見したのですけど、右シートステーの張り出している部分のちょっと下のあたり、つまり上の写真で前輪のスポークが当たっているあたりになりますけど…、小傷がありました。上の写真を拡大してよく見てもらうと、白い塗装剥げが確認できると思います。まあ、この部分って使用してると傷が付きやすい部分ですから、私は特に気になりませんけど。
とりあえず、前輪だけ梱包を解いてみたところが、下の写真。ハンドルバー、シートポスト、前輪は外されておりますが、後輪はフレームに取り付けられたまま運ばれてきました。
車体本体はとりあえず置いといて、同梱物の確認。こんな小箱が入ってました。
開けてみると、下の写真。
簡易式トルクスレンチとそのビット。アセンブリペースト。そして、ヘッド部分の小物パーツ(ステアリングストッパー)。そしてなぜかキャニオンのロゴマークシール。
他に、リフレクター類、ベルなどが入った袋。
そして、辞書か何かのように分厚いマニュアル(爆)。なんじゃこれ!? これを全部読めってか!?!?
いえ、こんなに分厚かったのは多言語対応のためでした。日本語のページはそれほど多くありません。
写真入りで詳しく説明されていますが、一般的な説明になっておりますので、私の購入した CANYON DUDE CF8 では必要ない工程についても書かれております。
ちなみに、簡易式トルクスレンチが入っておりましたので、その推奨締め付けトルクの表もありました。やっぱりカーボンですからオーバートルクは厳禁なのでしょう。
さて、その分厚いマニュアルの他にも、こんな薄い冊子がありました。
あー、これで十分じゃない??
組み立て作業:
さて、それでは早速組み立て作業に入りましょう。
まずは、このヘッド部分の小物、ステアリングストッパーを取り付けました。これは、転倒時などにハンドルバーがフレームに当たり、フレームを破損することを防止するための機構だそうです。カーボンフレームですので細かいところまで気を遣ってるのですね。
次に、ドロッパーシートポストを挿入しました。シートチューブの上端部分内側にアセンブリペーストをヌリヌリ。
金属フレームならシートクランプでグイグイ締め付けて固定できるのでしょうけど、カーボンの場合にはそれができません。破損してしまいます。そのため、シートチューブとシートポストの摩擦を大きくするのが、このペーストの役目。たぶん。
ドロッパーシートポストですのでワイヤーが付いてます。ワイヤーは内装ですので、ヘッド部分からワイヤー端を引き出しながら、シートポストを挿入していきます。そのまま仮組み。
なお、締め付けトルクはシートクランプに記載があり、6N/m とのこと。
あとは普通に前輪を取り付け、ハンドルバーを取り付け、ハンドルバーに予め取り付けられている台座にドロッパーシートポストレバーを取り付ければ、基本的な組付けは完了。なお、ワイヤーやホースがどういう取り回しになっているのか、少々悩みました。
ブレーキについて、日本では「右がフロント、左がリア」…が一般的ですが、海外では逆だと聞いたことがあります。なので、当然にキャニオンも「右がリア、左がフロント」…だと思っていたのですが、実際に手元に来た車両は「右がフロント、左がリア」でした。顧客の国に合わせて組付けているのでしょうか?
このあたり、一度、自転車をバラ完*1した経験のある方でしたら、何の問題もなくできることでしょう。しかし、あまりカスタム等の経験のない方には難しいかもしれません。
細かいことですが、注意点は下の写真の紙。
これは車体のあちこちに付けられた注意書き。組付けの際の注意が記載されているのですけど、これは日本語じゃありません。英語とドイツ語。しかし、ここには結構重要なことが書かれております。上の写真の紙には、「前輪を取り付けてない状態でブレーキレバーを握るな」…と書いてあります。油圧ディスクブレーキの取り扱いの基礎事項ですが、コレ超重要なことやん!
とりあえず組付けを完了したのが、下の写真。シートポストは最低限の挿入量、すなわちこの CANYON DUDE CF8 のSサイズについての、サドルの最高位置。
めちゃめちゃカッコイイ!! 早く乗りたい!!
なお、開封からここまでに要した時間ですが、マニュアルを慎重に読んだりブログ用に写真撮影したりしながらですけど、私の場合は1時間弱でした。
簡単にセッティングして試走へ:
さて、早く試走に行きたい、そんな逸る気持ちを抑えつつ、セッティングです。
まずはシートの高さ。私の場合は、他の愛車のシート高さを計測して、その数値でセッティング。
次に、ハンドルバーの角度。ブレーキレバーなどが握りやすい角度に取り付け。
そして、タイヤの空気圧調整(1barほど)。各部のネジやナットに緩みがないかのチェック。
おっと、忘れてはいけません、ペダルの取り付け。今回はとりあえず適当なペダルを付けておきました。あと、一応、チェーンに注油。そうそう、リフレクター、ベルの装着も必要です。
実は、必要だったセッティングはこれだけ。リアディレイラーのインデックス調整や、ブレーキの調整など、面倒な作業は全く不要でした。そういうのは調整済みの状態で出荷されているのでしょうね。キャニオン、素晴らしい!
…というわけで、いざテスト走行に出発!!
素晴らしい快晴の天気のもと、颯爽と…、
…なのですけど、そんなテスト走行とファーストインプレッションは、また改めて記事にしたいと思います。
今回の記事はここまで。次回をお楽しみに。
*1:バラ完とは、自転車をパーツごとバラバラに入手し、これらを何もパーツの付いていないフレームやフォークに自分で取り付けて、一から自転車を完成させること。