新しい BOMBTRACK の日本公式ホームページができましたが、RITEWAY が野心的すぎて嬉しくも不安な件!!
もともと w-line distributions というところが日本公式代理店だった BOMBTRACK。しかし、BMX や ピストバイクからその主軸をグラベル・ツーリング系にシフトした BOMBTRACK 。その結果、2019モデルを最後に代理店契約が終了。2020年モデルについては日本代理店が無い状態となり、日本への輸入なし。
…という流れできましたけど、
ここへきて、2021モデルからは新たにあの RITEWAY が BOMBTRACK 日本公式代理店となることが決まりました!!
そんなわけで、先日、日本語公式HPができたのですけど、その内容が私が想像していた以上に力入ってるもので、嬉しいような不安なような…。
■新しい BOMBTRACK 日本語公式HPが立派!:
そんな BOMBTRACK 日本語公式HPが、こちら!
以前の w-line distribution の時よりも、かなりオシャレで凝ったデザインのHPですね!
RITEWAY は自社ブランドの自転車を展開する一方で…、
FELT、GT といった有名どころの海外自転車ブランド、BURLEY、BBB 等多くのパーツブランドの輸入代理店も務めており、
その販売網にかなり期待しちゃいますね!!
■日本での新たな BOMBTRACK ラインナップ展開は野心的!:
さて、w-line distribution から RITEWAY に輸入代理店が変わって、日本展開の製品ラインナップも大幅に変わりました!
もともと、w-line distribution はかなり慎重に車種を選んでいた様子なのですけど、RITEWAY は大胆にも次のような車種を日本で展開させるようです!
●Multi touring bikes:
- ARISE
- ARISE GEARED
- ARISE GEARED TOUR
●Gravel Trail:
- HOOK
- HOOK EXT
- HOOK EXT C
●Extreme touring bikes:
- BEYOND 1
- BEYOND+
- BEYOND JUNIOR
●Touring MTB:
- CALE AL
- CALE
●Cyclocross:
- TENSION 1
- TENSION 2
- TENSION C
●AUDAX:
- AUDAX AL
- AUDAX
●City Cargo:
- MUNROE CARGO
●City Cross:
- OUTLAW
- OXBRIDGE
- MUNROE AL
いやぁ~、驚きました!! こんなにたくさんの車種を一気に日本で展開するんですか!?!? 大胆な方針を打って出したと思います。
HOOK EXT TI、BEYOND+ ADV、BEYOND 2 を除く全ての本国展開車種を日本に持ち込むつもりですか!!
多少の違いはあるものの、ARISE系、AUDAX系、BEYOND系、HOOK系、TENTION系 といったあたりは w-line distribution 時代と同じですけど、MUNROE、OUTLAW、OXBRIDGE といったシティーコミューター系車種を日本で展開するのは、かなり挑戦的といいますか冒険的といいますか、興味深い一方で不安にもなる点であります。
…といいますのも。
■10万円over のシティーコミューターは日本でどれだけ売れるのか?:
日本の場合、5万円から8万円程度の価格帯でクロスバイクがたくさん出回っていますよね。ロードバイクやMTBになら20万円程度の支出は厭わない層はそれなりにいると思うのですけど、生活用品たるシティーコミューターには…?
完成車価格で…、
- OUTLAW = 19万8000円(税抜き)
- OXBRIDGE = 12万8000円(税抜き)
- MUNROE = 12万8000円(税抜き)
- MUNROE CARGO = 15万8000円(税抜き)
…という価格設定が、果たして日本市場に受け入れられるか…? 皆さん、どう思われます??
私個人的には、OUTLAW なんかは w-line distribution 時代から面白い車種だと思っておりましたし、ニューモデルの MUNROE もかなり面白いと感じております。こういう車種がどんどん売れるようになったとしたら、日本の自転車文化も成熟の域に達してきたと思えるのですけど…、たぶん今の日本は、趣味用品、スポーツ用品としての自転車にはお金をかけても、生活用品としての自転車にまではお金をかけない…、そんな時代にあるように思えてなりません。
上記4車種が日本の市場から、「ただのバカ高いクロスバイク」…と受け止められてしまうとしたら、本当に残念ですね。中身をちゃんと見てもらえば、いわゆるクロスバイクとは全然違うと分かってもらえるはずなのですけど。
■結語:
OUTLAW がずっとドイツ本国のラインナップに載り続けているということは、ドイツ本国ではちゃんと売れているのでしょうけどね。そういうドイツと同じ自転車文化は、日本にはまだ無いように思えてなりません。
そういう意味でも、興味深い RITEWAY の展開となったと感じております。今後に期待して注目しております!