【RONDO】BOGAN ST 2021:ガチ重装グラベルツーリングアドベンチャーバイク from Poland って感じで、すてき!
RONDO というブランド、以前から instagram などで見かけてはおり、私としては非常に好印象なブランド。でも、ちゃんと公式HPを見てみたのは、今回初めて。
中でも、BOGAN ST というモデル、これがかなり私の好みにどんぴしゃり(死語)だったものですから、今回、記事にしてみようと思ったわけです。
RONDO ってどんなブランド?:
はい、私もよくは知りませんけど、まずは公式HPをご覧ください。
えっと、なんか上のリンクがちゃんと貼れているのか、自信ないのですけど…(苦笑)。
これね!
どうやら、ポーランドのブランドのようですね。ポーランドといいますと…、えっと、私の浅薄な知識ではこれといったイメージが湧かないのですが(苦笑)、ドイツの東隣の国ですよね、違いました?
ここ日本に住んでいて、普段、ポーランドを意識して生活することなんて無いと思いますし、スーパーで made in Poland な商品を見かけるなんてこと全くといって良いほど無いと思うのですけど、いかがでしょう?
そんなポーランドのブランドというだけで、私は興味津々であります(笑)。
instagram もとても魅力的!
instagram の数々の写真でわかるとおり、グラベルツーリング・アドベンチャーツーリング系のブランドみたいですね。
日本に distributor は無いみたいですので、正規輸入はされていないようです。なので、日本のショップで実物を見ることはほぼ不可能なはず。私も本物は一度も見たことがありません。ネット情報だけであります。
RONDO BOGAN ST 2021:
そんな RONDO の BOGAN ST は、TANGE Champion のフレームにカーボンフォークという構成のグラベルバイク、トレッキングバイク、モンスタークロスであります。
私、こういう自転車が大好きなんですよね!!
太いタイヤ、頑丈そうなフレーム、荷物もいっぱい積めそう! 最高じゃないですかー! まあ、実際にそんなワクワクするような冒険に行ける時間があるかどうかは別として(泣)、夢が膨らむバイクが好きなのです。
パッと見て、すぐに目を惹かれるのは、その独特のグラフィックデザインじゃないでしょうか。シンプルな鈍いチタンカラーのフレームに、ブランドロゴがデザインされた独特のフロントフォーク。チラチラと光るパープル。こういうの好きだわ~!
そして、次に私が気になったのは、ちょっと異常なダボ穴の多さ。トップチューブに2個、フロントフォークに3対、ダウンチューブ上に3個、ダウンチューブ下に2個、シートチューブに2個。このあたりまでは良くあるのですけどね。シートステーに5対もダボ穴がある自転車って、まあ珍しいですよねーっ!!
これだけダボ穴があると、日本国内のブルベくらいだったらサドルバッグもフレームバッグも無しでイケちゃいそうな気がします。ブルベ出たことないけど(苦笑)。
ちなみに、普通の自転車には無い「シートチューブと右シートステーの間の補強パイプ」は、シートステーに荷物を積むことを考慮してのものでしょうかね? こういう見慣れない構造物があると、「これがどうしても必要になった何か本質的な問題点がどこかにあるのではないか?」…と勘ぐってしまうのですが…。
※後日追記:
このシートチューブと右シートステーの間にある短いパイプは、バイクパッキング状態のまま車体を持ち上げて移動する際の”取っ手”なのだそうです。フレームバッグが邪魔でトップチューブを持てないときでも、ここを持って自転車を持ち上げ、走行不可能な悪路を突破できる…と、そういうことみたいです。何という細かい配慮!
カーボンフォークには3対ダボ穴以外にも特徴がありまして、それが TWINTIP というフロントホイール軸の固定位置を2つから選べる機構。これによって、より適したジオメトリを選ぶことができるようになってるのですね!
RONDO TwinTip 2.0 fork- how to change the chip position
駆動系は1x11。前38T×後11s(11-42T)。SRAM APEX1 のシフター+リアディレイラーという構成は、日本での運用を考えると少々…うーん。個人的には、ワイヤー外装というのが高評価。最近は猫も杓子もワイヤー内装ですけど、ただメンテナンスしにくいだけで何のメリットもない!…と思う私です。
クランクはオリジナルブランドのもの。ボトムブラケットユニットはアウトボード方式ですので、圧入式と違って交換などのメンテナンスがショップに頼まず自分でできそうです。ちなみに、こいつのジオメトリはBB位置が低めです。
フレームを見ていると、どうやらフロンドダブルにすることも可能なようになっているようです。シフトワイヤー受けのような物がありますね。加えて、たぶんドロッパーシートポストにも対応しているように見えます。
ディスクブレーキのキャリパーは機械式の TRP SPYRE 。機械式ディスクブレーキについては賛否両論ありますよね。最近は油圧式ディスクブレーキも安くなってきまして、むしろ機械式の方が高価という状況もありますが、特段の事情がない限り機械式ディスクブレーキを選ぶ意義はないと思っている私です。もっとも、愛車を自動車に積み込んでサイクルイベントなどに泊りがけで行ったりする私ですので、出先でのトラブルはなるべく避けたいという点から、私にとっては機械式ディスクブレーキにメリットがあったりもいたします。なので機械式ディスクブレーキ愛用者の私です。 TRP SPYRE 大歓迎。
タイヤは WTB NANO 29x2.1 という太いタイヤを初期装備。ETRTO 622-54。カタログのタイヤクリアランス上限の製品を最初から装備って、なんか凄く挑戦的ですよね。
もちろん前後ともスルーアクスル。リムはチューブレス対応ですので、バルブやリムテープ、タイヤを揃えればチューブレス化できます。
これだけの構成で、カタログ重量 10.8kg とは! すばらしいまとめ具合だと思う私ですけど、いかがですか?
日本では買えない…かと思ったら、通販で買えそう:
そんな RONDO BOGAN ST 。日本に代理店が無いみたいですので正規流通もしてないはず。すると、日本じゃ買えないのか…、と思ったのですが…、
2020モデルですけど、例の海外通販大手、Chain Reaction Cycles で売られてたみたい! もう在庫切れなのですけどね。ちなみに、参考価格269900円、割引25%で203000円なら、これは欲しい人いっぱいいるんじゃないですか!? 私は欲しいぞ!
結語:
ぶっちゃけまして、実物を見たこともないし、もちろん乗ったこともない、そんなポーランド製品を、ネット情報だけを頼りに、どうしても一定のリスクの伴う海外ネット通販で20万円で購入するというのは、かなり勇気のいるリスキーな冒険だとは思うのですけどね。
それでも、魅力的な自転車だなぁ~! 私は好きですよ、これ!