kirdina’s(裏)自転車秘密工房

「ordinaM3を買ってみたブログ」の作者による秘密の自転車工房です。濃い部分だけ抽出してみました。

【SMR】旭野やまびこ高地(かみふらの八景)

 2020.07.11(土)

 土曜日といえば、SMRSaturday Morning Ride でございます。雨が降った先々週、八月の風サイクリングの下見だった先週と、SMR できませんでしたけど、決して忘れたわけではございません。

 

 そんなわけで、朝4時30分起床。この日の北海道赤平市の日出時刻は4時01分ですので、既に外は明るいのです。いつもは朝食抜きで出発していた SMR ですけど、今日は軽く朝食を…、カロリーメイトですけどね(苦笑)。

 

 5時ちょっと過ぎくらいに出発。向かった先は東方向。

 

 芦別市に入って、道の駅を過ぎたら左折。最近のお気に入りである野花南芦別に入ります。

 

 今日はこんな感じで朝から空に靄が掛かったような曇天模様。

 

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 乗機は今日も BOMBTRACK ARISE-2 2018 1x11 なのですけど、

 

kirdina.hatenablog.com

 

 何やらいつもと様子が違うことに気付かれましたか?

 

 そうです、まず一番大きな変更点は、フロントキャリアを外したこと。そして、フルフェンダーも取り払い、私の自転車には珍しい(?)軽装仕様になっております。


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 ハンドルバーは、いつもの Ridefarr AERO GRAVEL ALLOY


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 先日購入したばかりの防水防塵携帯スピーカーもぶら下げてきました。ヒグマ除け用に購入したのですけど、好きな音楽聞きながらのライドはまた楽しいですね!

 

 

 フロントキャリアを取り払ったので、その代わりに荷物積載用にフレームバッグを付けてきました。


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 防水性に定評あるオルトリーブのフレームパック。ブルベ初挑戦用に購入したのですけど、そのブルベが新型コロナウイルス感染拡大防止の自粛措置で中止になり、なかなか本番が来ませんね。

 

 

 実はホイールとタイヤも換装してきました。


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 ホイールは、Chain Reaction Cycles という海外自転車通販のオリジナルブランド PRIME の、PRIME RACE DISC WHEEL

 

 そのホイールに組み付けているタイヤは、Continental Grand Prix 5000TL。私にしては珍しい、700Cx28(ETRTO 28-622)というオンロード専用の細めのタイヤ。


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 こいつをチューブレスで組付けております。

 

 特に都会暮らしの方などですと、ひょっとすると、「ヒグマなんてそんな気にする必要あるの? 山奥に行くわけじゃないんだから」…などと思われるかもしれませんが、ここ北海道の田舎町では、町から数キロも離れれば、こんな看板に出くわします。


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 また、道もこんな感じになったりします。


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 いずれも、今回走った道です。まあ、こんな雰囲気ですので用心はしておいて損はないと思う私ですけど、皆さんどう思われます?

 

 7時01分、野花南芦別線を抜けて、滝里ダム湖の辺りまで来ましたが、やっぱり空は曇天。陽射しはないものの、ちょっと蒸し暑い空気。


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 今回、左折して中富良野へ抜ける道はとらず、直進して富良野市へちょっとだけ入ります。でも富良野市街地へは入りたくないので、その直前で左折し、清水山という小さな山を越えます。

 7時49分、中富良野町と隣接する畑作地帯の農道を走りますが、やっぱりまだ曇天。もし晴れていたら、遠くに大雪山系が見えるはずなのですけどね。


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 左折して中富良野町へ入りました。大豆、麦、とうもろこし、などなどの畑を眺めながら、ひたすら直進します。この日は風も弱く、非常に走りやすい! 車体も軽量装備ですし、ホイールもタイヤも軽量なので、猶更軽い!


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 調子に乗ってスピード出しちゃったら、なんか疲れてきた…(苦笑)。


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 ずっと平地だと思っていたら突然現れた急坂。前44T×後46T でパワーセーブしつつ登ったところで、こんな場所がありました。日本画後藤純男美術館


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 一応、道路上の案内看板は見たことありましたけど、思っていた以上に立派な建物でした。隣にはお土産物やソフトクリームを売ってるお店らしきものがありましたが、まだ開店前のよう。8時30分だから、まあ仕方ないですね。

 

 再び坂を下って右折。8時36分、ラベンダロード


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 若干登り坂の道のわきにずっと植えられたラベンダー。まだちょっと開花には早いようでしたが、それでも時折風に乗って爽やかな香りが漂ってきます。


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 ラベンダーロードをじわじわ登り、そこから左折したら、いきなり激坂だった(笑)。


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 私のGPSサイコン Bryton Rider 450 の数値によれば、最大斜度は12%くらい。私にとっては十分すぎる激坂。再び前44T×後46Tのパワーセーブモード、5km/hでゆっくり登坂。距離は短いので、息切れしつつも無事クリア。

 

 さらに畑の真ん中の道をまっすぐ進んで行き、9時05分、本日の目的地、かみふらの八景「旭野やまびこ高地」に到着!


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 ここは、晴れていれば素晴らしい大雪山系を間近に眺めることができるはず…なのですけどね。


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 今日は生憎の曇天。なんも見えません。雲間からチラッと山並みが見えるだけ。また晴れた日に来てみましょう。


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 そこから折り返し、ひたすらダウンヒルで西へ向かいます。上富良野の市街地を通過し、千望峠を目指します。


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 こんな感じの畑作地帯。広々とした景色の中を走るのは、やっぱり気持ち良いですね!


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 さて、千望峠。再び登り坂(苦笑)。なんかこの時点で、結構、疲労感を覚え始めました。まだ70kmくらいなのに…。再びパワーセーブモード発動、44T×46T。もうこれ無しでは長距離走れません、私…(苦笑)。


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 自転車での千望峠。裏側からは何度も来てますが、表側から登ったのは今回が初めて。途中、さくらんぼの直販店があったり、さくらんぼ狩りを楽しむ親子連れで賑わっていたり。新型コロナウイルスの影響を感じるのは、皆さん、しっかりマスクされていること。

 

 10時00分、千望峠駐車公園。曇り空で、やっぱり何も見えませんが…(苦笑)。こちらも観光客らしき人々で割と賑わっていてびっくり。


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 この千望峠の登り坂中、下りてくるサイクリストさん2名とスライドしたのですけどね。そのうち1名は、サイクルジャージにガチなローディースタイル。この方、ロードバイク両手放しで直立姿勢に腕組みして、千望峠の急坂を降りてくる…。なんだかなぁ…(苦笑)。たぶん、本人は技量もあってコースも良くわかっていて、これで十分に安全だと思ってやっているのでしょうけどね。だけど、そんなこと知らない観光客やドライバー、地元住民があの姿を見たら、「あぶねえな!」…と感じるのではないでしょうか? そういう方々の心に、ロードバイク・スポーツサイクル=危険」…という印象が残ったとしたら本当に残念ですし、それは自転車業界、自転車文化全体にとっても有害な社会的影響を及ぼしそうです。スポーツサイクル規制賛成派が増えそう。それは本当に自転車が好きな人、サイクルスポーツが好きな人が、やっていい態度とは私には思えません。私には単なる独りよがりで傲慢な行為に思えます。全く感心も尊敬もできません。私は呆れましたけど、皆さん、どう思われるでしょう?

 

 さて、千望峠を登り切れば、あとはしばらく下り基調…というか、ひたすら下り坂。10時29分、中富良野町奈江、北海道風景画館前で休憩。


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 さらにその先に進んでみたら、ヤギが放牧されてた。


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 中富良野町奈江から芦別市滝里方面へ抜けて帰路。ここも基本的に下り坂。千望峠からずっと下り坂なので、体力もだいぶ回復してきました。

 

 芦別市滝里を東へ。このところ、この帰路では強い向かい風にあっておりましたが、今日はあまり風も無く走りやすい。

 11時05分、途中、こんな看板が。こんな広場があるなんて新発見。ちょっとルートを外れますけど、行ってみた。


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 うーん…、あんまりメンテナンスされてる感じじゃないですかねぇ…(苦笑)。


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 生長した樹木が邪魔で、ダムが見えません。

 ここでちょっと休憩。思わず愛車撮影タイムとなりました(笑)。


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 基本的に公式にもグラベルバイク扱いの、我が BOMBTRACK ARISE-2ロードバイクではありませんから、やっぱり太めタイヤが似合うのは当然なのですけど、極端な味付けのジオメトリにはなっていないこともあってか、細めのタイヤでも破綻なく似合うように思うのですけど、どうでしょうか。

 斜め前から見ると、こんな感じ。フレームやフォークとタイヤのクリアランスがかなり広いものの、違和感はないように思います。


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 それにしても、異形のハンドルバー、Ridefarr AERO GRAVEL ALLOY。好みは分かれると思いますけど、これ、私はかなり気に入っております。普通のドロップハンドルよりもポジションがずっと多様ですし、向かい風にも強みがあるのがステキ。


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 さて、展望広場からは見えなかった滝里ダム。一応、どんなダムかご紹介しておきますね。こちらです。


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 そのまま、回復してきた体力に任せて快調に芦別市市街地へ。

 11時58分、いつものローソンでソフトクリームを補給。近くにセブンイレブンもありますけど、昔、ローソンで数年間アルバイトしたことがあるので、私はちょっとだけローソン贔屓(笑)。


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 あとは普通に快調に走って、自宅に帰還は13時00分頃でした。ちなみに、最後まで音楽全開、ノリノリなライドでございました(笑)。

 

 本日のルートはこんな感じ。東の端っこが旭野やまびこ高地。


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 詳細情報はこんな感じ。これだけ登ったのに平均時速約 20km/h は、私にしては上出来。


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 経過時間7時間40分で、125kmを走行。このペースですと、200km(ブルベの最短距離)ですと12時間15分くらい。200kmブルベの制限時間たる13時間30分をクリアできる計算ではあります。…まあ、更に75km、同じペースで走れるならば…ですけどね(苦笑)。

 

 分析データがこちら。登り坂での手抜きっぷりがモロバレ(笑)。軽量装備もあってでしょう、平地巡航速度はこれで十分満足。


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 今回も計測は Bryton Rider 450。

 

 

 

 そんな感じの SMR 旭野やまびこ高地(かみふらの八景)でした。風も弱く走りやすかったのですけどね。やっぱりブルベに挑戦するならば、もう少しエンジン(=肉体)の軽量化が必要かもね…(苦笑)。

 

 Relive 動画も作りましたので、よろしければどうぞ。今回のルートがより良くわかります。

 


20200711 SMR 旭野やまびこ高地