kirdina’s(裏)自転車秘密工房

「ordinaM3を買ってみたブログ」の作者による秘密の自転車工房です。濃い部分だけ抽出してみました。

【BEARCLAW】ドロップバーファットバイク TŌWMAK ~ツーリングファットバイクという驚愕の世界観~

 毎年毎年、冬が来るとファットバイク欲しい病を患っている私です。

 

kirdina.hatenablog.com

 

 そんなわけで、インスタグラムのお勧め紹介にも勝手にファットバイク系のポストが増えてきているわけなのですが、そんな中に混じってきた変なファットバイクに注目してしまった私なのです。

 それは、BEARCLAW というメーカーの TŌWMAK というファットバイク。何て読むのでしょう? 「トウマック」で良いみたい。

■もくじ:

 

BEARCLAW TŌWMAK :

  まずは実際の写真をごらんいただきましょう。これであります。

 

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BEARCLAW TŌWMAK

 

 画像は公式HPより拝借しました。

bearclawbicycleco.com

 

 何でしょうね、この違和感! 大好きです(笑)。

 26x5.0" のタイヤは明らかにファットバイクです。それは間違いありません。しかし、スロープ弱めのトップチューブはマウンテンバイク進化系のファットバイクのそれというよりも、むしろグラベルバイクのフレームに見えてきませんか?

 そんなわけで、私の目には、「ファットバイクにドロップハンドルを付けた」…というよりも、グラベルバイクにファットタイヤを付けた」…といった方が正しいような気がしているのですけど、いかがでしょう?

 

 まあ、何とも不思議な雰囲気を漂わせてくれているバイクであります。

 

 

 

 北極に行く予定はございませんが…(苦笑):

 で、コイツのPR文がまた何とも…、規格外(笑)。

 

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“Finally, a bicycle I can ride to the North Pole and back in a reasonable amount of time”

-Chet Bearclaw 

 

 まあ、私のつたない英語力で翻訳させていただきますと、こんな感じでしょうか?

「この自転車なら、しっかり北極まで往復できちゃうよ!」 

  いや、北極まで行く気ないから(笑)

 

「ツーリング・ファットバイク」というアイデンティティ

 実は、ファットバイクにドロップハンドルを付けちゃうというアイディアは、少ないながらも類例があります。個人的にカスタムして作られたファットバイクもありますが、メーカー完成車でドロップハンドルを装備しているファットバイクもあったのですね。たとえば、オランダメーカー KOGA の SNOWCHAMP 2018 とかね。

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KOGA SNOWCHAMP 2018

 

koga-bikes.jp

 

 それでも、やっぱり稀有な存在であることは確かかと思います。

 

 だいたい、多くの方はファットバイクで長距離ツーリングなんぞしようとは思わないものなのじゃないでしょうか。確かにファットバイクの始祖である SURLY なんかの場合、ツーリングを意識してなのかどうかダボ穴がたくさんあったりしますけど、でも、だからといって本当にファットバイクをツーリング用に使っている人ってどのくらいいるんだろ?

 普通にツーリングするなら、普通のツーリングバイクを使うのが当然一番良いと思いますし、ブルベのような軽装ファストツーリングならロードバイク系を選ぶのが常識人でありましょう。コースに砂利道などが含まれていればグラベルバイクという選択肢もあります。この程度であえてファットバイクを選ぶのは、それはもう変態さん(誉め言葉です、ある意味で)というもの。

 そんなわけですから、どうしてもツーリングにファットバイクが必要!…となる状況といったら、かなりヤバイ状況だと思うのです。違います??

 

 確かに、下の動画のようになってくるとグラベルバイクや普通のマウンテンバイクじゃ太刀打ちできそうにありませんが…。

 


Fat Bicycle Explore

 


Fatbike Touring - Quebec to Ontario

 


Winter Adventure on A fat bicycle through the snow.

 

 …だけど…、あれ? これって楽しそうじゃないですか!?

 …っていうか、

 意外とファットバイクでツーリングしてる人、いた!!(驚)

  You Tube を探したら、いっぱい出てくるよ!

 

 

ところで、BEARCLAW ってどういうブランド?:

 さて、そんな BEARCLAW なのですけど、これってどんなブランドなのでしょう? どうやら本拠地はアメリカ合衆国

 

bearclawbicycleco.com

 

 詳細については上記の公式HPをご覧いただくのが一番ですけど、ざっくり見てみた感じですと、「Titanium Bikes. Bikepacking Adventure Bikes. All Road Bikes.」…とありますので、「チタンフレームのグラベル・ツーリング・バイクパッキング・アドベンチャー系の高級自転車ブランド」…って感じでしょうか。

 ちなみに、今回私が注目してみた TŌWMAK の場合、フレームのみで2190ドルですから23万円くらいでしょうか。高い…。まあ、チタンですしねぇ。チタンフォークとのセットですと30万円くらい。そうすると、1台組み上げると50万円は越えますね。

 

 日本で購入することはできるのでしょうか?

 FAQ を見てみますと…、

「Do you sell/ship internationally?」

 …という質問がありまして、そこには…、

「Yes, but not via the online store. If you are outside the United States, please contact us directly and we can negotiate your purchase and the shipping.」

 …と回答されていますので、日本から購入することは絶対に不可能というわけではなさそうです。ただし、ネットからではNGで、直接連絡して来いと…。まず英会話を習わないとダメだな、こりゃ…(苦笑)。

 

 

 

 結語:

 まあ、いくらファットバイク欲しい病とはいえ、いきなりコレは買いませんよ…やっぱり(苦笑)。

  でもね、やっぱり私、こういう非日常の世界を感じさせてくれるようなツーリングバイクが好きなんですね。自転車で世界旅行するような時間もお金もありませんけど、そういう非日常の世界の片鱗のようなものを感じたい欲求が、私の中にはあるのでしょう。

 そういう気持ちを心地よく掻き立ててくれる、そんな BEARCLAW  TŌWMAK であります。