【SMR】浦臼・新十津川徳富ダムほか(2020.10.18)
2020.10.18(日)
今年恒例となった SMR*1ですが、そろそろ秋も深まりつつある季節。雪虫も飛び、初雪はいつかという季節。SMR もあと何回できるでしょうか。
そんなわけで、10月18日(日)の午前5時半過ぎ、出発してみたは良いものの、フルフィンガーグローブをはめてくれば良かったと3分で後悔した私でありました。指が冷たい…。
一応、事前にルートを作成して Bryton Rider 450 にナビをさせて進みます。
まずは、赤平駅前をスタート。
今回も、基本的に「原則として停車しない」…という方針で進みます。
赤平市から、最近ときどきヒグマが出没している歌志内への坂を登り、トンネルを抜けて歌志内市へ。いつもならサイクリングロードを使うところですが、今回は道道114号線で歌志内市を通り抜け、砂川市へ。砂川遊水地オアシスパークの東岸を通って南の奈井江町へ。そして東圧貯水池(北電池)を迂回したところで、トイレ休憩…といっても、トイレないのでお花に水やり(苦笑)。そんな朝7時06分の中年男の秋(笑)。
ここで、本日の乗機をご紹介。BOMBTRACK ARISE-2 2018 1x11 700Cx28 であります。
このところ空気漏れが発生していたこの後輪なのですけど、シーラント剤の追加補充で何とか安定した?
…と思わせておいて、前日朝に空気を入れ、当日朝に確認してみたら…空気圧が顕著に下がってた…。
とりあえず、当日朝に空気入れて、しばらく走行してもしダメなようなら早期撤収やむなし…ということで来たのですが、ここで確認したところ、空気圧低下は認められず。2時間半ほど走行したことで安定したのでしょうか。
さて、本日の装備ですけど、初運用の物があります。それがこちらのトップチューブバッグ。
中には、こんな感じで補給食とポケットティッシュが詰め込んであります。
それと、新しく購入してみたアイウェアも初運用。
さて、どんな感じか私も楽しみです。
そんなわけで、ちょっと幻想的な感じも漂う朝日を眺めつつ、先へ進みます。
ひたすら田圃の真ん中の道を南へ直進し、右折して道道278号奈井江浦臼線。石狩川を渡ったら浦臼町。
自動車交通量が多いのであまり自転車で走りたくない国道275号線に仕方なく入り、ここから折り返して北上。道の駅つるぬまは朝なので営業時間前。
左折して墓地の横の坂を登り、再び右折して国道275号線に平行して走る農道を行きます。
今回は積極的に前半から補給食を口へ。
7時42分、気持ち良い秋晴れの青空が広がり始め、心地よい南風が背中を押してくれます。
もうお馴染み?の珍妙なハンドルバー、RIDEFARR AERO GRAVEL ALLOY Handlebar。
AERO GRAVEL ALLOYmovement-cycle.com
ここで途中経過を確認しておきます。
平均時速:22.4km/h
走行距離:38.2km
走行時間:1時間42分
経過時間:1時間53分
(停車時間:11分間)
…というわけで、私にしてはなかなか良いペースかと思いますけど、いかがでしょ?
そのまま農道をまっすぐ北上して新十津川町へ。市街地へ入る手前、墓地谷川のところで左折し、新十津川町総進への登り坂。本日2つめの長めの登り坂。後ろから迫りくる(?)電動アシスト付き自転車のお爺さんに負けじと、変なプライドに憑りつかれて私にしては珍しくちょっと頑張って坂を登ったら、右折して新十津川グリーンパーク脇を抜けます。
ほとんどボトル内の水を消費していないにも関わらず、またもや尿意を覚え、ちょっと田んぼ脇の用水路のところで…。
ここで、再び途中経過確認。
平均速度:22.5km/h
走行距離:48.5km
走行時間:2時間09分
経過時間:2時間22分
(停車時間:13分間)
だいたい 50km を2時間半。
さて、ひたすら直進したらいつの間にか道道625号線「学園新十津川線」。道道625号線に従って左折。徳富川を渡ったら新十津川町学園(という地名。学校じゃありません。)。国道451号線に当たったところで、ここで左折して西へ! さて、本日最大のお楽しみ、新十津川町吉野を目指しますよ!
この国道451号線は、新十津川町と石狩市浜益をつなぐ山道。昔、まだ子供の頃、海水浴で父の運転する自動車で通ったはずなのですけど、まだ幼かったため全く記憶になし。成人してからも特に用事はなかったものですから、全然通った記憶のない道路であります。
…とはいえ、何か特別な景色があるわけでもなく、のどかな田園地帯の中を通る道をひたすら進んでいきます。気持ち良い道路です。舗装は割と良い感じ。道幅もサイクリングするのに十分。もっと急傾斜の連続かと想像していたのですけど、もちろん全体的に登り基調ではありますが、イメージと違って比較的平坦な道が続きます。
何回かの急な坂はあったものの、いつものパワーセーブモード(前44T×後46T)全開でのんびり登り、新十津川町吉野の吉野公園キャンプ場に到着したのが午前9時00分頃。
こんな場所のキャンプ場だからもっと閑散と寂れているかと思いきや、寂れているのは町並みだけで、キャンプ場は賑わっているようでした。こんな良い場所あったんですね!!
さて、事前に作成していたルートではここで折返しなのですけど、何か今日は調子が良い感じだったものですから、ちょっと先へ進んでみることに。
そして、どんどん山奥感が増していく景色。徳富川沿いに上っていきます。
それにしても…ね。ホント、オートバイが多い。この道って、いつも休日はこんな感じなのでしょうか。数台のオートバイのグループが、前からも後ろからも、時折凄い勢いで走ってきます。私が直接的に危険に曝されることはありませんでしたけど、コーナーとかあのスピードで突っ込んで、「うわ危ない!」…と思ってしまうのは、私がオートバイに乗ったことがないからなのでしょうか?
さて、新十津川町幌加に入り、北幌加橋を渡ってしばらく進んだら、看板に従って右の脇の小道へ。徳富ダムを目指します!
この先は更に本格的な山道。「ヒグマ注意」の看板を見つけて、やっぱりこれを使うことにしました。
もちろん、ヒグマ除けのため。今年はヒグマが空知のあちこちで例年以上に出没してますからね。
午前9時30分。先程までの五月蝿いオートバイと自動車がウソのよう。ここからは静かな自然の中を進みます。
「さあ、激坂こい!!!!」
…と意気込んでいたのに、意外なことにそれほど急な坂はありませんでした。なだらかな登り坂が続きます。
「しまった、700Cx28 のロードバイク用タイヤで来ちゃった。ロードプラス 650Bx47 で来ればよかった。アスファルトが無くなったら引き返そう。」
…と思っていたのですけど、一番酷い場所でも細かくひび割れたアスファルト。定期的に部分更新されているようで、真新しいアスファルトもあります。全然ロードバイクで行けちゃいますね、ここ。
途中でダム管理車両が1台、私を追い越していきました。今にもヒグマが飛び出して来そうな雰囲気であることを除けば、とても気持ちよく走れる道でした。
なんか段々曇ってきたなぁ…と思っていたら、突然目の前に現れたこの看板。
「ん? 進入禁止!?!?」
ですけど、その隣には、歓迎するかの如く「徳富ダムまで2km」の看板。進入禁止ならこんな看板立てないですよね。
さて、これをどう理解して良いものか…?
二股のこの道。左には進入者を阻むゲート。右にはゲートなし。
進入禁止は左の道のことであって、右の道は入ってOKと解釈して、右に進みましょう。
とりあえず、ここで経過確認。
平均速度:20.6km/h
走行距離:75.9km
走行時間:3時間40分
経過時間:4時間07分
(停車時間:27分)
登り基調なので平均速度は下がってきましたが、まだ 20km/h を維持。
ここからは突然に急な坂道。上から観光客と思われる自動車が下りてきましたので、たぶん入って大丈夫なのでしょう。もちろんパワーセーブモードの 44T×46T。
そして、徳富ダムに到着!!
想像していた以上に大きなダムでした。勢いよく流れ落ちる4筋の水が白く麗美です。流れ落ちた先の水は碧く澄んでいます。
そして、曇り空が残念ではありますけど、谷間の紅葉がキレイでした。
なんか立派な碑があります。
書かれている文字は「トップ湖」。
そうです、「徳富=トップ」でございます。
つまり…、
「トップダム」
レースやってる人とかの観光名所になったりしないかなぁ?(笑)
次のレースの必勝祈願とかに、どうですか?
晴れた日にもう一度来てみたい場所です。
いえ、毎年一度は自転車で来てみても良いですね!
とりあえず、途中経過確認。
平均速度:20.1km/h
走行距離:77.6km
走行時間:3時間50分
経過時間:4時間23分
(停車時間:33分間)
徳富ダムの詳細がこちら。平成26年竣工ですので、割と新しいダムなんですね。
さて、ダム湖の奥の方にキレイな橋が見えたので、そこまで行ってみようかと思いました。
しかし、残念。途中で道が、このありさま…。
以前は整備された道があったのでしょうね。ガードレールもありますし。もしタイヤがロードプラス 650Bx47 だったら、突撃してみても良かったのですけどね。今日は 700Cx28 なので自重して引き返します。
徳富ダムを裏から眺めつつ、機材チェック。
最も心配だったのはリアタイヤの空気圧ですが、全く問題ないようです。記事にしたことはありませんが、スプロケがフリーボディーときちんと合っていないのか、わずかにガタがあるような…。この部分、来年春までには心配ないように原因究明と改善をしたいところです。
我が BOMBTRACK ARISE-2 2018 は、グラベルバイク、オールロードバイクと呼ぶべき車種だと思うのですが、最大の特徴は「versatility=多用途性」。そんなわけで、グラベル用の 700Cx40 や 650Bx47 だけでなく、こうして普通のロードバイク用のタイヤ(ちょい太めですが) 700Cx28 も普通に似合ってしまうフレームデザインが私は気に入っております。
さて、徳富ダムも堪能しましたので、10時30分頃、帰路につきます。帰り道は当然ですが下り基調。放っておいてもスピードが出ます。
帰路の途中、後ろから聞こえてきた救急車のサイレン。前からやってきたパトカー。後ろから滝川消防局の救急車がやってきたので、路肩に一時退避。「何か事故でもあったのかな?」…と思っていたのですが、あったようです。
ニュースによると…、
10月18日午前10時半前、新十津川町幌加の国道451号線にて、大型オートバイがトラックを追い越そうとしたところ対向車線の小型オートバイと正面衝突。小型オートバイのライダーは病院に運ばれたものの、その後、死亡。大型オートバイのライダーは肋骨を折る重傷
…とのことであります。
お亡くなりになった方のご冥福と、ケガをされた方の回復をお祈り申し上げます。
さて、新十津川町吉野のキャンプ場を通り過ぎ、新十津川町学園まで来たところの11時20分頃、 90km~100km のラップが出たので、停車して途中経過確認。
今回の 100km 記録はどんなかな?
平均速度:20.9km/h
走行距離:100km
走行時間:4時間46分
経過時間:5時間31分
(停車時間:45分間)
…というわけで、前回の SMR の記事でも書きましたけど、
現在の私の能力は、「約5時間40分/100km、うち停車時間約40分間」…というところのようです。3回連続でほぼ同じ結果ですので、そうなのでしょう。ブルベの前半100kmはこれで良いかもしれませんけど、後半100kmがどうなるのか、一度確認しておく必要がありますね。
さて、一気に新十津川町市街地まで下りてきました。途中、一部南進するところがありましたが、往路よりも南風がずっと強くなっててビックリ!
11時50分頃。今年の4月24日に廃止されたJR札沼線。その踏切の撤去工事が行われておりました。歩行者用通路は押し歩き。
廃線後の跡地利用はどうなるのでしょう? サイクリストの私としては、焼山線のようにサイクリングロードにしてほしいなぁ…。そうすれば、札幌近郊(当別町)から新十津川町まで楽しく安全にサイクリングできるので、特に札幌市民サイクリストの需要を見込めると思うのですけどね。
新十津川市街地から滝新橋で石狩川を渡って滝川市へ。更に空知大橋で空知川を渡ると、道道227号線で赤平市を目指しますが、富平堤防の管理道路を回り道。だって、ここの方が気持ちよく走れるので。
ここで、再び尿意をもよおし…ほんと今回はこれが多い…、ちょっと花に水やり(苦笑)。
ついでに途中経過確認。
平均速度:20.8km/h
走行距離:114.4km
走行時間:5時間29分
経過時間:6時間19分
(停車時間:50分間)
100km を越えてもそれほどペースは落ちていないみたい。まあ、たった14kmですけど。
鰐淵トンネルを越えたらもう赤平市。
赤平市住吉といえば、気になるのは住吉堤防の舗装工事。進捗状況はどうかな?…と思い、(まだ工事中かもしれませんけど…、)ちょっとお邪魔してみると…、
舗装工事、完成してた!!!
やった!!!
まだ附属工事があるのだろうとは思いますけど、これで赤平市住吉方面のサイクリングが楽しく便利に安全になること間違いなし! 嬉しい~!!
そんな感じで無事帰宅。
ちなみに、本日の補給食消費は下の写真のとおり。
朝食抜きでしたが、約 700kcal の補給で走りました。
この井村屋スポーツようかん、手軽に簡単に食べられることを売りにしておりますけどね。まあ、私、和菓子系大好きですけど、やっぱりちょっと食べにくいですね。ゴミも出ますし、素手で触るとベタベタなので事前に剥いておくこともできません。
それに対して、こちらのグリコ、バランスオンミニケーキは気に入りました。カロリーメイトのようにパサパサしてませんし、ほどよくシットリ。素手で持っても手が汚れませんので、事前に剥き貯めして袋に入れておけば、信号待ちなどでパパッと食べられそうですし、余分なゴミも出ません。味も2種類ありますし、良いですね。
価格を比べますと、
- 井村屋スポーツようかん:98円/個(113kcal/個)
- グリコバランスオンminiケーキ:52円/個(約100kcal/個)
…というわけですので、グリコがお得。私基準ではグリコ完全勝利!
さて、最終結果です!
もちろん、計測は Bryton Rider 450 。
走行ルートと概要はこんな感じ。なかなか楽しいルートでした。気に入ったので定番コース入り確実。
消費カロリーが 2573kcal ということは、1873kcal 分だけ痩せた?(笑)
詳細はこんな感じ。
平均速度:21.01km/h
走行距離:126.28km
走行時間:6時間01分
経過時間:6時間54分
(停車時間53分間)
登坂高度:790m
今回も10kmごとのラップを取っております。
高度と速度の関係が分かるのが、こちらの図。
「登り坂で頑張らない」…という崇高な理念(笑)が貫かれていることが分かりますね?
まとめの Relive 動画はこちら。
そんなわけで、また楽しいルートを見つけることができた SMR となりました。東の千望峠・北星山ルート、西の浦臼・徳富ダムルート、この2つが定番コース。北の上湯内ダムルートは、もうちょっと修正したいところです。南は? うーん、南にも良いコースを開拓したいですね。